山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

甘利山近傍の高層池を訪れる  令和2年6月14日

2020年06月17日 | 番外編
 甘利山周辺には椹池の他にクリンソウがたくさん咲く大笹池や標高900mくらいのところにもいくつかの池がある。おおよその場所は地図とグーグルで確認してあり、椹池の探索が予定よりも早く終わったので立ち寄ってみることにする。相変わらず雨は降り続いているが少し小降りになってきた。傘を差して散策に行く。


    目的の池のほとりに到着。少し水が淀んでいる池。


    池の周辺には天然のものはあまり見かけない植物が生えていた。


    これはホオズキだろう。


    かつてここには集落があったようで、民家の跡らしき石積があった。


    これはキジカクシの仲間だが、民家で栽培されていたアスパラガスのほうか?


    池の周辺の湿地帯、というよりは泥沼といったほうが良いかも知れない。


    クモキリソウ


    池のほとりの木の枝に付いていた白い泡のようなもの。モリアオガエルの卵。


    池の底には藻のようなものが生えている。


    これから水面に葉を出すようになるのかどうか?枯れた葉のようなものが水中に見える。


    こちらには水草の葉が浮いている。


    紡錘形の葉でヒルムシロと思われる。

 椹池で何度か探したがどうしても見つからないのがヒツジグサである。かつては椹池に生育していたらしいのだがもう無くなってしまったらしい。こちらの池にあるのではないかと見に来たのだが残念ながら発見できなかった。まだ少し時期が早いのかも知れない。

 池はこれだけではなく近傍にあと2つある。次の池に行ってみる。


    霧が湧き真っ白になった2つ目の池。枯れた木が池の中に立っているところを見ると、これは人工池なのか?


    ぐるりと池を回ったところでやっと霧が晴れてきた。池の周りは泥沼である。


    池の底には藻らしき緑色のものが沈んでいる。


    この茂っている草の中に、ひょっとしたら探しているが見つかっていないマツカサススキなどが混じっているかも知れない。


    お目当ての水草は見当たらなかった。

 3つ目の池はこの池のさらに奥にあるらしいのだが、足元にまとわりついてくるヤマヒルを気にして歩いているうちに通り過ぎてしまった。天候が悪く沼の周辺がぬかるんでいて歩きにくく、本日は3つ目の池はあきらめる。時期を変えて訪問してみるとまた違う姿が見られるであろうから、再訪してみたいと思う。


    途中の伐採地に茂っていたこのシダは何?


    ヒメシダか何かかと思ったが形が違うし、こちらのほうが頑丈そうに見える。ソーラスはまだ付いていない。


    やや幅広の鱗片がまばらに付着しておりオシダとも違う。これはメニッコウシダか?ソーラスを確認しないと分からないが、確認しても分からないかも知れない。

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