山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

思親山散策  令和3年11月7日

2021年11月11日 | 山梨百名山
 身延町より南の県南部にはまだ見ていない植物がたくさん眠っているはずなのだが、どこをどう探せば良いのか分からないものもある。この季節ならばキチジョウソウという花があるようなのだが、今のところ全く探すあてが無い。今回の思親山はなまった体の足馴らしと、この山にはカギガタアオイが生育しているはずなのでそれを見るために訪れてみた。


    紅葉の向こうに見える富士山は雲隠れしてしまった。


    まだお昼ごろだというのに陽の位置は低い。


    紅葉するウリハダカエデ


    エゴノキの看板が目に入る。


    色付いていないほうがエゴノキの葉。


    トリーミングしてみると丸い実が付いている。


    さて、問題のカギガタアオイだが、春先にはこの看板の裏に葉があったと思ったが、斜面が崩れたためか見当たらない。


    別の場所で見た斑入りの葉。光沢が少ない。


    こちらはまだら模様が入った光沢のある葉。葉は見かけるが花が付いていない。


    ようやく見つかった花が付いている株。


    しかし花は1個しか付いていない。さすがにこの花を分解するわけには行かない。


    やっと使えるようになったイヤースコープで花の中を覗いてみる。湾曲した雌しべが良く見える。カギガタアオイで間違い無し。


    思親山山頂。


    今度は富士山が姿を現した。


    雲の上に頭を出す富士山


    この木何の木?


    丸い実が成っている。図鑑で調べてみると、これが途中で見たエゴノキのようである。今度は白い花を確認してみたい。


    このシダはもう枯れていた。


    茎の上部が無くなっており食害に遭った場所と思われる。そこには小さな葉が生えてきていた。頑張って再生して欲しい。

 途中で20人くらいの団体さんとすれ違った他は誰にも合わず、山頂を独占してゆっくり食事して撤退する。下山しながらカギガタアオイを探したのだが、春先に見つけたやや大きな株はいくら探しても見つからなかった。


    佐野峠から見る天子ヶ岳と富士山

 少しはトレーニングになるかと思ったのだが、少し汗をかいたものの、あまり疲れることは無かった。中部横断道が静岡まで繋がってアクセスし易くなった南部町であるが、ガソリンの値段が高すぎてそう何度も繰り返して訪問する気にはあまりなれない。

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