山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

天候不良で全く見えなかった紫金山・アトラス彗星 令和6年9月23日

2024年09月25日 | 星空
 そろそろ夜明け前の東の低空に紫金山・アトラス彗星が姿を見せてくれる時期である。高度が低いために少し高い場所で東の低空が見渡せる場所に行かないと見えないであろう。それよりも問題なのは秋雨前線が停滞しているための天候不順である。この日は天気予報では朝の5時ごろから晴れになるはずだった。しかも仕事が入っておらず1日休みなので寝不足しても大丈夫である。富士川町の林道に深夜に車で乗り付け、車中泊して撮影する予定で出かけたが、夜12時に到着した時には霧に巻かれていて何も見えない。未明1時を過ぎた頃にやっと霧が晴れて一時ではあるが富士山が姿を現した。それからカメラや簡易赤道儀などをセットしているとあっという間に時間は3時を過ぎてしまった。ほとんど徹夜で彗星が姿を現す4時40分を迎えてしまう。しかし、天気予報とは裏腹に空は晴れず、雲が多くて富士山も姿を現さない。

    未明1時過ぎ、霧が晴れて一時だけ富士山が姿を現した。

    広めの視野で2台目のカメラをセットするが、その頃には富士山は雲に隠れてしまった。

    未明3時半ごろ、雲海が出たり消えたりしている。空は晴れず、彗星は難しそうな雰囲気である。

    そろそろ彗星が見えている頃のはずだが・・・

    この視野のちょうど真ん中あたりに居るはずだが・・・

    残念ながら雲が晴れず全く姿は見えなかった。

    もうすぐ夜明けだがまた霧が出たり消えたりである。諦めて撤退する。

    八雲池に立ち寄ってみる。

    たくさん浮かんでいる葉はヒルムシロである。

    花穂がまだ残っているが大部分は枯れている。

    これはフトイではないかと思う。

    フトイか、オオフトイかは不明である。

 予想では夜明けの東の低空で15分間くらい紫金山・アトラス彗星の撮影が可能であろうと思っていたのだが、なかなか天気予報通りには行かないもので東の空は全く晴れてくれなかった。9月中は夜明けの東の低空に見えるはずであるが、最も難敵は天候であろう。秋雨前線とおそらくこれから台風の接近もあるであろうから、撮影するにはかなりの困難を極めそうである。


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