山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ミズアオイがピンチ!  令和4年9月16日

2022年09月18日 | 番外編
 本日は1日甲府市の某事業所に出張であるが、1時間ほど昼休みがあったため近傍の河川敷を見に行ってみた。するとその場所は数日前に散策したばかりの濁川河川敷で、草刈りされて何も無い場所だった。別ルートから来たので同じ場所に来ているとは思わなかった。ちょうどウキアゼナと思わしき水草をもう一度観察しておきたいと思っていたのでちょうど良い。田んぼの中の湿地に行ってみる。


    道路脇にスミレの葉がたくさん。これはヒカゲスミレか?


    側溝からあふれ出ているガマ


    ウスゲチョウジタデらしき花をもう一度調べてみる。


    しっかり花が咲いている。


    花床のところには毛が生えている。


    別の花


    花が散った後の花床にもしっかりと毛が生えている。


    結実した鞘は少し毛が生えていて種の突出が目立たない。これはウスゲチョウジタデで間違いない。


    シャジクモであろう。胞子嚢が見える。


    ウキアゼナと思わしき花
    

    一部を採取して調べる。葉に切れ込みが無い。


    裏側に浮き袋があると思ったのだがはっきりしない。葉全体が肉厚で空気を含んでいるように見える。

 もう少し観察したいところだったがあっという間に昼休みは終わってしまい、仕事に戻る。午後4時ごろに仕事が終わり、日没まで少し時間があったのでミズアオイを再訪してみる。現地に行ってあっとびっくりである。あれほど茂っていたミズアオイが無くなっているではないか。


    ミズアオイとヒシがたくさん生えていた河川だが、大規模な河川清掃が行われて何も無くなってしまっていた。


    対岸にあったミズアオイがほとんど無くなっている。


    わずかに残っていたミズアオイの葉


    咲き残った花


    わずかに残ったミズアオイとヒシ


    生き残ったヒシ。花が咲いている。


    昨年河川清掃が行われた場所は今年は行われていないようである。


    こちらにはあまりミズアオイは多くは生育していない。


    来年はどうなってしまうのだろうか?

 ミズアオイとヒシはいずれも1年草で、前年に結実した種で花を咲かせる。今回の様子から見るとおそらく結実して種を飛ばす前に河川清掃が行われたようである。これは2種類の植物にとっては大打撃になるであろう。来年しっかりと咲いてくれることを祈るばかりである。

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