山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

地元の裏山、要害山  平成19年11月11日

2007年11月20日 | 番外編
 平成19年11月11日 天候曇り

 この日は下積翠寺町内会の子どもクラブで町内清掃が行われ、その後有志で要害山に登り下山後バーベキューを行う予定になっていた。しかし、天候はあいにくの時々小雨が混じる曇り空、小学校低学年の子どもたちを連れて要害山に行くにはちょっと厳しい空模様だ。一応集合したところで希望者を聞いたが、積極的に山に登りたいなどという子どもは皆無だった。(予想通り。)止む無し、本日の登山は中止、町内清掃のみ二手に分かれて30分ほどで片付ける。子どもが少なくなったうえに休日に参加してくれる人も少なくなり、集まりが悪いのはどこの町内会も同じだろうか。
  
     今回登った町内会のメンバー。登山口で撮影。

 さて、清掃終了して再集合し、解散。雨はひとまず上がっている。大人たちに声をかけると登るつもりで来た人1名、登っても良いという人数名おり、結局5名で要害山に行くことに決定。9時半からおやじ4人と奥様1人で要害温泉から登りはじめる。この山に初めて登ったのは子どもの夏休みの課題で武田氏の史跡を調査に行った時だった。もう3年も前になる。その時は体力の無かった私は中腹で休憩して立ち上がろうとした時にクラクラッとめまいを起こしたのを覚えている。山など全く興味が無かったあの頃、山梨百名山などというものも知らなかった。その後2度登っただろうか、武田不動尊や曲輪(くるわ)、城門跡、堀切跡など、歴史の跡を深く残す要害山。眺望には恵まれないが、武田氏が最後の館として城を構えた天然の要塞、要害山。何度登っても良くできていると感心させられる。
    
        中腹にある武田不動尊

  
       城門跡  

  
       堀切跡  この堀から物を落として攻めてきた敵を落とす

 50分ほどで山頂に到着し、ほとんど休みもなしに深草観音に行く道へ進む。地元の裏山という感覚なので、またしても山頂の山梨百名山標柱前で記念撮影するのを忘れてしまった。この山と白鳥山の二つはまだ標柱前で記念撮影していない。稜線を進むと二股につきあたり、右に行くと深草観音、左に行くと帯那山に抜ける林道に出る。ここは左に曲がり林道に下り、駐車場まで歩くと、一周約1時間半の手軽な散歩コースになった。下山後手分けしてバーベキューの準備をし、夕暮れ時までビールを飲んで反省会(ただの飲み会)。その時に話題になったのが昨年から始めた地元の名所散策についてである。昨年は深草観音に行き、保護者たちからは高い評価を受けたのだが、それとは裏腹に子どもたちはあまり楽しくなかったらしい。保護者たちは子どものうちに地元の良さを知ってもらおうと考えるのだが、子どもたちは遊園地や釣り堀、ボーリング大会などのほうが楽しいらしい。このギャップをどうするか、今後の課題である。私は本年度で子どもクラブ会長を終えて会を退会するが、来年からも名所散策や夏祭りの行事などにはできるだけ協力して行きたいと思っている。
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