山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

沢筋を登るが・・・失敗 貫ヶ岳  令和4年1月10日

2022年01月12日 | 山梨百名山
 かつてはルートがあったのではないかと思うのだが・・・南部町の中沢集落から林道を詰めてその終点から沢を登れるのではないかと思いトライしてみた。


    中澤公民館から見る貫ヶ岳


    林道の途中から見上げる貫ヶ岳の稜線。結構遠そうに見える。


    林道終点に到着。さて、道はあるのか?


    その先は崩落した谷。その先に道が続いている。


    頼りない丸太橋がかかっている。これを慎重に通過する。


    しかし、その先は完全に崩落していて通れない。


    巻いてみるとテープが付いていた。ここを歩く人も居る(居た)ようだ。


    渓谷に下り立つ。道があるだろうと思っていたのだが、荒れた谷で道らしきものは見当たらない。


    小滝。巻いて通過。


    しかしその先も荒れた谷が続いている。


    さらにその先も滝が続く。これも越えたが、全くルートらしきものは見当たらない。

 登山道と思わしきものはどうやら林業作業の道だったようで、谷の中で道は消失していた。滝を2つほど巻いて越えたが荒れた谷が続き、GPSで位置を確認するとその先はさらに傾斜がきつくなるようである。古い道があるのではないかと思ったのだがそんなものは見当たらず、あきらめて谷から抜け出して尾根に登る。


    急傾斜の斜面を登る。


    まともな道に出た。これは中沢から貫ヶ岳の稜線に至る正規ルートだ。


    稜線に登る急傾斜の道。


    稜線に抜け出る。貫ヶ岳まであと15分だが、谷から抜け出す斜面がきつかったため、ふくらはぎが痛い。


    貫ヶ岳の山頂。これで3度目か?


    かつては富士山が見えたのだが、木が伸びて見えなくなってしまった。


    稜線から垣間見る富士山

 渓谷を登ろうというトライはルートが無く失敗に終わった。谷の中にはヒメサジランなどの珍しいシダが生育しているのではないかと思ったのだが、今回歩いた範囲では発見出来なかった。


    カンアオイの仲間がちらほらとあったが、やっと花が付いている個体を発見した。


    さて、これは何?


    マクロレンズで中を覗き込んでみると曲がった雌しべの先端が見える。これはカギガタアオイであろう。


    別株。もう花がだいぶ痛んでいる。


    花の一部を開いてみる。湾曲した雌しべが見える。やはりカギガタアオイだ。

 カンアオイの仲間はなかなか花が見つからず、梅雨の頃に花を咲かせるランヨウアオイかとも思ったのだが、花の付いているものを発見できてこの場所はカギガタアオイが生育していることが分かった。

 渓谷の中には珍しいシダがあるだろうと思って渓谷道を登ろうとトライしたが、失敗に終わった。貫ヶ岳の谷は上部の傾斜がきつく、私のレベルでは登れなそうである。
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