このブログで今日、「宗教で寛容の気持ちが一番重要です」という趣旨の記事を掲載しました。
それに対してオカブさんからコメントを頂きました。その後半をここにご紹介いたします。最後のマザーテレサの言葉が全てを語っています。
=====オカブさんのコメントの後半です=========
前半分省略、、、、、しかし、私が憂慮する第二、第三のキリスト教の非寛容の弊害は、「福音派」プロテスタンティズムの政治的干渉による、アメリカの対イスラム強硬路線外交であり、さらには私達の身近に見られる、キリスト教による日本の伝統宗教への否定的態度です。この二つにより、近年、日本におけるキリスト教界は未信者である一般の方々による支持を決定的に失っていると言えます。
もちろんキリスト教が「世に媚びる」必要は毛頭ないのですが、前者はまさにキリスト教原理主義が皮肉にも「非聖書的な」価値観に基づき、特にパレスティナの安寧に対して「サタン」の行いを実践していると言っても過言ではないし、後者に関していえば、日本の神道や仏教というものは形式的には神仏への礼拝という形をとりますが、「カミ」も「ホトケ」も、キリスト教の「主なる神」の概念とまったく接点を持たないものであり、キリスト教と対立するものではないこと。すなわち、純粋にいえばキリスト教を宗教とするならば仏教・神道は宗教にあらず、仏教・神道を宗教とするならばキリスト教は宗教にあらずということでしょう。マザー・テレサは瀕死のヒンドゥー教徒の患者に「最高のヒンドゥー教徒になりなさい」と教えたそうです。
「宗教に大切なのは寛容の気持ち」という御テーマは最も私達が心しなけらばならないことと申せると思います。
正統的なキリスト者からすればご批判もありましょうが、小人、駄文を草した次第であります。
(終り)