後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

愛が楽しい死後の世界をつくる

2009年02月15日 | インポート

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最近、美しい死後の世界を想像して記事として掲載しました。それに対して趣味人倶楽部と、 BYOOLというSNSの会員の方々から温かいコメントを頂きました。

それで分かったことですが、美しい死後の世界は、亡くなった家族を愛していた人々が創りだしたものだということです。そこには亡くなった愛する人が楽しく住んで居ると信じたいのです。その願望が美しい死後の世界の存在を確信させるのです。

老人になってみると、亡くなった家族を思い出しながら、一層強く愛している自分に気が付きます。従って死後の世界の存在を、私も確信します。

以下のコメントをご覧下さい。

三円亭円歌さんより、

私の曾おばぁちゃんは、三途の川を渡ろうとしたら、後ろから声がしたので、渡らないでこちらにもどってきた、と言っていました。子供であった私に冗談を言ったのでしょうか。

今はお花畑にいるのか、地球の土に戻ってしまったのか、分かりませんが・・・ムムム。居なくなってさびしいです。輪廻するのであれば、どこかに生まれかわってもどっているもんでしょうか?===

このコメントを下さった方は曾おばぁちゃんが大好きだったのですね。土にかえったとは思いたくありません。輪廻してどこかで楽しく生きていてもらいたい。そんなニュアンスの文章です。

ですからこそ他人は死後の世界を否定したり、科学的に証明できないので信じてはいけないとか言ってはいけません。これは肉親同士の美しい愛情の問題なのです。

もっとはっきり言えば、亡くなった人を愛するあまり楽しい死後の世界を信じている人々を、私は好きです。科学的に、賢く否定する人は肉親を亡くして悲しんでりる人々への思いやりがあるのでしょうか?

これは感性の問題であって知識の有無の問題ではないのです。豊な感性に助けられて人類は楽しい、豊な文化を育てて来たのだと思います。

例えば、BYOOLというSNSでは心臓の難病で苦しんでいる敬助君を助ける会を広報しています。(http://rescuekeisuke.ifdef.jp/http://rescuekeisuke.ifdef.jp/ 

敬助君の為に何ができるのだろうかと何度も考えました。

昨日、甲斐駒の麓の山林の中の道なきヤブをさまよい歩きながら考えたことです。孫達の歓声を聞きながら歩き回りました。

冬には珍しく、4月のような暖かい一日でした。(終わり)


早春の山林の中の小屋へ行く、そして昔の人の人生観

2009年02月15日 | インポート

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退職して時間は幾らでもある。昨年の自分のブログを見ていたら美しい山々の写真があった。それらに魅せられて、ついフラリと行きたくなった。今日は春のような晴天である。車を駆って行くことにした。

山林の中も散策してこようと思う。

幸い、昨年から中央高速道路の通行料金が100Kmまでなら休日割引で半額になり、1350円になる。往復で2700円の節約です。そのうち全国どこへ行っても1000円という時代が来るらしい。健康であるかぎり、勝手気ままに遊び回れるのが老人の特権ではあるが、お金のことは慎重にしないといけない。それにしても浮かれ過ぎないように自重しよう。

唐突に2000年以上の前の旧約聖書のヨブ記の詩を思い出した。

(ヨブは言った。)

この地上に生きる人間は兵役にあるようなもの。

傭兵のように日々を送らかければならない。

奴隷のように日の暮れるのを待ち焦がれ

傭兵のように報酬を待ち望む。

そうだ、私の「嗣業(しぎょう)」はむなしく過ぎる月日。

労苦の夜夜が定められた報酬。

横たわればいつ起き上がれるのかと思い

夜の長さに倦み、いらだって夜明けを待つ。

私の一生は機の「ひ)」よりも速く

望みのないままに過ぎ去る。

忘れないでください、私の命は風にすぎないことを。

わたしの目は二度と幸いをみないでしょう。

(註:上の詩の中にある「しぎょう」とは神から与えられた賜物のこと。そして「ひ」は横糸を送るためにすばやく往復するシャトルのことです。)

{この詩を受けて、答唱詩篇が言う、「神は失意の人々を支え、その傷をいやされる。

  へりくだる人を支え、逆らう者を地に倒される。」、と}

この詩を作ったのは2000年以上も前に人生を送った人です。しかし現在の日本にもこのように感じて人生を送っている人々も居ると思います。生まれつき難病を抱えて生きて行かねばならない人々。最近では、大会社から解雇され、住む家もない契約社員の人々。そして寒い冬の日々を過ごしているホームレスの人々。何も出来なくともこういう人々への温かい気持ちを持つことが大切だと信じています。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。    藤山杜人