後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

ドライブが趣味の方へお勧めの並木道ー大垂水峠への道

2009年06月11日 | 写真

車やバイクを走らせる趣味があります。用事も無いのにあちこちを走りまわる。そういう方々へのちょっとした情報です。ご存じの方も多いと思いますが 。

東京の西郊にある武蔵小金井から並木道が繋がるように甲州街道を走ります。新小金井街道の桜並木、府中の西から広々とした日野バイパス、八王子バイパスを通って、西八王子の公孫樹並木、そして高尾の山道に入ります。ワインデイング道路を丁寧に登って行くと大垂水峠です。カーブの連続を楽しみながら相模湖へ下ります。そんな並木道の写真をお楽しみ下さい。昨日撮って来ました。

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ピアノを楽しく弾いていたら優勝してしまった辻井伸行さん

2009年06月11日 | 日記・エッセイ・コラム

ヴァン・クライバーン・コンクールで優勝した辻井さんの話を聞くと心が明るくなる。彼の人間性が素晴らしいからだ。

従来、国際的なコンクールに出場するピアニストやバイオリニストには神経質な人が多かった。まなじりを決して、血の滲むような努力を重ねて優勝する。天与の才能と研鑽の賜物として優勝を手にする。尊敬すべき立派な偉業だ。確かに奏でられる音楽には感動する。

しかし、そんな苦労話を聞くとなにか息がつまるようで苦しくなる。

ところが辻井伸行さんは違う。ピアノを弾くのが楽しくて仕方がないようである。聴衆が真面目に聞いてくれるので益々一生懸命奏でるのだ。アメリカの聴衆の集中力に感動したと、彼が話していた。何日間も、ピアノの単独演奏だけでなく室内楽もピアノ協奏曲もまじえて何曲も弾くコンクールという。弾くのが楽しくなければ途中で嫌になってしまう筈だ。

優勝後のインタビューで辻井さんには緊張も気負いもない。あくまでも素直に明るく答えている。クラシック音楽だけでなく流行歌も好きだとも聞いた。性格が素直で陽気なことが楽しい。月並みな言い方だが両親が偉いとも感心する。

さて本題のピアノの事だが、テレビから流れ出た音色にまず一瞬息が止まった。澄んだ、折り目正しい音なのだ。音そのものが美しい。そして作曲家の音符通りにきちんと弾いている。音符を見ていない素人の私がそういうのは不謹慎極まりないが、少なくともそのように感じさせる弾き方なのだ。優美に正確に弾きながら自分の芸術性を乗せている。説明が困難なので一例をあげる。ラ・カンパネーラをフジコ・ヘミングさんが弾くときは自分流に、そして情熱的に歌うように弾く。それは感動的な演奏である。一方、辻井さんのラ・カンパネーラは全く違う。リストの心に沿って崩さないで弾いている印象なのだ。上品な芸術性が感じられる。どちらも良い。

最後にマスコミの騒ぎがなるべく早く終息することを祈る。辻井さんの世界とあまりにも違うマスコミの世界をみていると嫌になるからである。

辻井伸行さん、本当におめでとう御座います!   


梅雨を楽しむ生き方を見つけました

2009年06月11日 | 日記・エッセイ・コラム

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この写真を何故自慢げに出しているのでしょうか? 良い風景だからでもありますが、梅雨の時期の湿った空気を写したつもりだからです。重そうによどんだ空気が相模湖上端の水面や山々の上にあります。雨は降ってはいません。梅雨の時期の空気を写したつもりです。と、申し上げても、そうは見えないかもしれません。見えたとしたら貴方の想像力が豊かなのです。

ネットの上だけの友人に ちひろ さんという方がいます。琵琶湖のほとりに住んでいます。その方が先日、「梅雨を心待ちにしています。梅雨の間にいきいきとする花々を見て、写真に撮れるからです」という意味の文を書いていました。

そうです。梅雨の間にしか輝かない花々や風景が有る筈です。そのような発想で毎日を過ごします。梅雨の間にしか体験出来ない良いものもある筈です。

梅雨は嫌だ。カビが出るし、毎日雨が続き、憂鬱になる。と、考える前に家を飛び出しましょう。

雨の風景を、霧がかかった並木道の写真を撮るために。植物は梅雨を待っているのです。

心の持ち方で、これから2ケ月ほど続く梅雨の時期を明るく過ごせます。

今日は皆様も雨の日でも明るい気持ちで過ごすようにお祈りします。 藤山杜人

最後にもう一枚、湿った空気を写した「つもり」の写真を付け加えます。(蛇足ですが)

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