科学技術や経済の分野でアメリカに追いつき追い越せという目標もかなり達成された。それに従って、日本人の人生観も変わって来た。フリーターの増加などがその一例。人生観が変われはライフスタイルも変わる。
最近の日本人は勤労意欲が無い、礼儀を知らないと、よく老人が言う。
しかし、趣味を通して若い人々と付き合ってみると、彼らは老人より礼儀正しい場合が多い。戦後の苦労を知らないので、性格も素直で明るく育っている。要するに育ちが良いのだ。これは素晴らしいことである。
戦後の殺伐とした社会が消え、豊かになれば勤労意欲も少なくなるのは自然な現象である。
さらにインターネットの普及は趣味に関する情報の交換を容易にし、多様な趣味が若い人々の間に広がって来た。
高度成長時代の立身出世主義は心を貧しくするが、それもバブル経済の崩壊で歯止めがかかった。趣味の世界が広がり日本人の心も豊かになった。
しかし、Quality of Life-人生の文化的な質ーを考えると欧米諸国にまだまだ劣る。将来の日本の課題は人生の質とは何か?もっと明確にして、そのレベルを上げることを目標に すべきと信じている。
皆様からの多様なご意見を頂ければ嬉しく思います。
今日も皆様のご健康と平和をお祈りします。 藤山杜人