個人一人あたりの年間収入や銀行貯金高を比較すると日本人は世界のトップクラスになる。しかし生活の質は欧米先進国に比較するとまだまだ貧しいのが現実です。
新幹線の乗車料金や高速道路の通行料が格段に高いのです。近所にある美術館の数が少なく入場料金が高いのです。クラシック音楽会の入場料が高いのです。ヨットやモーターボートのマリーナが少ない上、係留料が高いのです。住宅が小さい上に値段が高いのです。その上、住宅が密集していて周りに緑豊かな林が無いのです。
都会には病院が多いのに地方には少なすぎるのです。東京や大阪に良い学校が集中しすぎているのです。すべてQuality of Life を低い方向へ引っ張っています。
何故このような社会現象が改善されないままになっているのでしょうか?それは政治家だけが悪いのではなく、人々一人一人が人生の質というものを深く考えないからだと思います。お金があれば外食や美食で使ってしまう。それは「宵越しの金は残さない」という文化が関係しているのかも知れません。
日本人の人生の質を考えると欧米・・・スウェーデン、ノルウェイ、イタリー、スペインはおろか東ヨーロッパのポーランドやロシアにも劣っているかも知れません。それで大雑把に言って世界20位と申し上げているのです。(理由の一つは、欧米諸国のアフリカ、アジアの植民地からの富の蓄積が社会資本として残っているからです。)
自由民主党に代わって民主党が政権を取っても何も変わりません。
人々が人生の質とは何か?どうしたら向上できるか?深く考えて、政治家に提案しないと一向に変わらないと思います。
皆様は日本の将来をどのようにすれば良いのか?具体的にお考えでしょうか?政治家に考えてもらうという態度は民主主義とは違うと信じています。
ご意見を頂ければ嬉しく思います。(終わり)