ロシア正教はギリシャ、ビザンチン、ロシアに伝わったキリスト教で、旧教と言われるカトリックに近い宗派です。1861年に、ニコライが宣教師として函館に着任した時は既に「救主復活聖堂」というロシア正教の教会が函館にあったと記述しています。
東京の駿河台にあるニコライ堂は1891年、明治24年に完成しています。
以前からロシア正教のことをこのブログで紹介したいと思っていたので、今日はニコライ堂に入って見ました。無料観覧日でしたので内部まで見ることも出来ました。明日からバザーなので準備もしていました。上の5枚の写真を撮って来ました。
教会の門を出るところの事務所に寄り、教義書を買おうとしたら、偶然にも一人の聖職者にお会いしました。少し話をしました。驚いたことにその方は以前、カトリックの信者でした。
イタリアのバチカンの所属していた方がロシア正教へ変わったのです。私は単刀直入に聞きます、「何故、宗派を変えたのですか?」と。
答は単純明快です、「ロシア正教の方が原初のイエス様に近く感じたからです」。なんとなく納得しました。ロシア正教は昔のキリスト教の教えや習慣を頑ななまでに残しているようです。現在のカトリックは16世紀の宗教改革の影響で近代化しています。プロテスタンの影響も否定できません。私の持ち前の好奇心が湧いてきました。これから何回かにわたって日本におけるロシア正教の記事を掲載したいと思います。そうぞ宜しくお願いいたします。(続く)