3月11日の読売新聞の夕刊に東京都医師会が東日本大震災を決して忘れないという大きな、そして感動的な広告を10ページにもわたって掲載しました。
何故、感動的だかを説明させて下さい。
その広告は大きな白い余白の中に少しだけの文章や写真があるだけなのです。余白だけの広告に度肝が抜かれ、そしてその余白の裏にある悲劇の大きさ、深さに胸がつまるのです。
大新聞の10ページ(半分のページや四分の一ページも混えて)もの紙面を買い切った東京都医師会の深い気持ちがヒシヒシと伝わります。
余白の中に書かれた小さな文章を列記します。
「体の傷は癒えても、心はまだ、震災のさなかにいる。
・・・・そんな人々がいることを私たちは忘れません。」
「ママは天使になって、天国へ行ったんだって」。
幼い患者のつぶやきに、私は何と言ってやれば良かったのか。
今でもふと考えるんです。
街はいつか復興する。人々はいつか笑顔を取り戻す。
その「いつか」が来るまで、ぼくは被災した方々を支え続けたい。
・・・・まだまだしなければならないことがある。
私たちはまだまだスタートしたばかりだと思っています。
ーーーーー東京都医師会 会長 野中 博
下にそのような広告の紙面を再現してみました。
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・大きな余白の真ん中に写真と文章。
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・大きな余白の右下にタンポポの花
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