後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

今日は復活祭・・・イースターエッグとイースターバニーは春の風物詩

2015年04月05日 | 日記・エッセイ・コラム
今日は復活祭です。キリスト教の信仰で一番重要な祭日です。私はクリスマスより重要だと考えていますが、日本ではクリスマスほど広く知られていません。
理由は簡単です。クリスマスはイエス様が生まれた誕生日ですから分かりやすいのです。誕生日は子供でも理解できます。
しかし復活祭の意味は不思議です。日本人には理解し難いのです。十字架にかけられ一度死んでしまったイエス様が生き返った日を記念して祈る春の祭日なのです。
死んだ人がまた生き返るなどという話は理解出来ません。
十字架上で死に、よみの国へ行ったイエス様がもう一度生き返り、弟子たちと話をして、それから天上に登って神の右の座に着いたのです。
そしてこの世の終わりにイエス様はもう一度、この世に来て、最後の審判を行うのです。
そのとき死者の肉体は復活して永遠の命を得るのです。
以上のことを信じている人をキリスト教徒と言います。私も信じています。
この話の中で一番重要なことは十字架上で死んだイエス様がもう一度復活して生き返る場面です。その喜ばしい事実を祝うのが今日の復活祭です。ですから信徒同志は、「復活祭、おめでとうございます」と挨拶を交わします。
この復活祭にはイースターエッグ(卵)とイースターバニー(兎)がつきものです。
復活祭の風物詩であるイースター・エッグは東方教会・西方教会を問わず極めて古い時期からの習慣でしたが、イースター・バニーは西方教会のみにみられる習慣です。それは16世紀から17世紀にかけて定着したものであると言われています。
卵を飾る習わしは、キリスト教および復活祭よりもかなり古くから存在しました。
卵とウサギは、古来より豊壌のシンボルだったようです。
ユダヤ教の過ぎ越しの祭の正餐では、塩水で味付けをした固ゆで卵が、エルサレムでの新しい命と信仰のシンボルとして食べられるそうです。
一方、イースターバニーは、初はドイツのルーテル教徒から広がったもので、野ウサギが裁判官の役を演じて復活祭の季節の始めに、子どもたちが良い子だったか反抗的なふるまいだったかを評価していたそうです。
裁判官ですから、イースター・バニーは、しばしば服を着た姿で表現されます。
他の伝承によれば、このウサギは、カラフルな卵やキャンディ、ときにはおもちゃをバスケットに入れて子どもたちの家に届けるそうです。祝日の前夜に子どもたちに贈り物を届けるという点では、イースター・バニーはサンタクロースに似ているのです。
まあ、いろいろな理由づけはありますが、要するに母親が子供達を喜ばすためにしたことに違いありません。幸せな家庭は春のお祭りにふさわしいのです。
したにイースターエッグとイースターバニーの写真を示します。出典はそれぞれ、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%B0 と、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%8B%E3%83%BC です。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)