後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

山林の中に小屋を作り自然と遊ぶ趣味の始め方(3)小屋を作り近隣へ挨拶へ行く

2015年04月12日 | 日記・エッセイ・コラム
@小屋の位置と庭の造り方の関係を考え楽しく作る!
前回のような手順で公道のある山林を100坪から1000坪の広さで購入したとすます。その後どのように小屋を作るかは各人各様で良いのです。
今回は小屋の作り方と庭の造り方の一つの例を示そうと思います。近所に山荘を自分で作った木内正夫さんの山荘の作り方です。
彼とは平成4年以来のお付き合いです。小屋の構造、配置と庭の小川と池の様子が訪れる人の心を和ませます。
東側に谷川、そしてなだらかな日当たりの良い斜面、それに続く1000坪ほどの雑木林の平地に家が建っています。まずプレハブの生活用の母屋を作ったそうです。母屋のそばに3階立ての見晴らしの良い小部屋を作りパソコン専用の部屋にしました。
その次が母屋から数メートル離して木工の趣味の広い部屋を鉄筋コンクリートで自作しました。この部屋の2階は広い夏用の寝室と鉢植え用の屋上にしました。
母屋の2階と趣味の部屋の2階をつなぐアーチ形の天空にかかる橋を作りました。
この橋を渡るときの爽快感が素晴らしいのですが、渡り切ったところにはガラス張りの小部屋があり陽が明るく射し込んでいます。夕日を見ながらビールを飲む部屋だそうです。
小部屋の右手奥には種々の草花を育てる鉢植え用の広い屋上が広がっています。
谷川へ続く斜面には水芭蕉を植えた池と谷川の向こう側には大き池を作り魚が放してあります。
木内さんは始めのプレハブの母屋以外は全てご自分で少しずつ作ってきたそうです。
しかし自分で作れない人は専門んも建築会社に頼むのが便利です。土地を買った不動産業者さんから現地の会社を数社紹介して貰い見積もりを取って依頼します。このとき自分の希望の部屋の配置や屋根の形や外装の色などを話し、丁寧に相談に乗ってくれる建業業者を選びます。
さて小屋が出来たら管理組合を作ったり、近隣の農家に挨拶に行きましょう。勿論、近隣の農家に挨拶は土地を購入した時点で早めに行くのが賢明です。
@周囲の人々へ呼びかけて管理組合をつくろう!
近隣の別荘へ呼びかけて管理組合をつくります。
そして毎年の懇親会へは地元の村長さんか区長さんを招待します。組合の仕事は車道の修理と別荘地内の草刈です。私どもの組合は順調に続き、お陰で車が四季を通して上がれるようになりました。地元の人々も友好的です。
@近所の農家に挨拶に行こう!
山小屋は1973年の暮れに完成しました。翌年の早春の頃に初めて妻に娘、息子の一家4人で山林の東側で乳牛牧場をしているIさん一家へ挨拶に行きました。
小屋のそばの清流の向う岸を登れば一面の白樺林。その下草を分けて道なき林を進むと牧草地があり、二十頭以上の乳牛のいる牧舎がありました。その牧場のIさん一家へ挨拶をしました。挨拶をすると牧場主が子供達へ、「うちの牛は皆おとなしいから近くに行って見ても良いよ」と言います。小学6年と4年の子供たちが歓声を上げて牛のそばへ走って行ったものです。
翌朝、牛乳を一升瓶2本に入れて届けてくれたのは牧場のお婆さん。「今絞ったばかりだから温かいよ。でも生の牛乳は必ず沸騰させてから飲んでください」
その後I牧場には随分世話になった。絞りたての牛乳の他にも色々珍しい食べ物も貰った。取れたての竹の子、白菜、豆餅、甘い赤飯など縁側でご馳走になったのも懐かしい。何時行っても一家はニコニコして歓迎くれる。
その他、牧場より少し登ったところのH養鶏場の一家とも親しくなりました。普通の卵の3倍くらい大きい卵を何度も貰って朝食の卵料理にしたものです。養鶏場のおばさんは花が好きで庭一面に色々な花が咲いていました。
山林の中に小屋を作るときには必ず近所の農家へ挨拶に行くのが良いと思います。地元の人々は実に親切で山小屋へ行く楽しみも大きくなるのです。
牧場主の一家と養鶏場の一家へ歩いて行く道が無くて、挨拶に行ったのは小屋の完成した後でした。しかし小屋を作る前に挨拶に行くのが礼儀であったと反省していいます。
以下にこの甲斐駒岳の麓の山小屋の近隣に咲く春の花々の写真をお送りします。(終わり)
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)