後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

三鷹市、花と緑の広場の花々を  お楽しみ下さい

2015年04月22日 | 写真
この広場は四季折々に何度も行く所です。今朝ほど行きましたら菜の花、多種類のパンジー、いろいろな種類のチューリップ、ヒナゲシ・ムスカリなどが一斉に咲いていました。ここはこれから11月の晩秋まで花々が絶えることがありません。月日の流れにしたがって多種多様な季節の花々が咲いています。私のお気に入りの花園です。写真をお楽しみ頂けたら嬉しく思います。













老齢になったら豊かな心の財産を増やしていく(1)楽しかった趣味の思い出の再生産

2015年04月22日 | 日記・エッセイ・コラム
高齢者になると誰でも体力が衰えてスポーツの趣味が出来なくなります。それは自然の摂理なので別に悲しむ必要がありません。
しかし楽しかった趣味の数々の思い出が心の財産になります。その上、この財産は何度も思い出したり書いていると一層楽しくなります。財産が利子を生んで何倍にも増えて行くのです。
昨日、「不思議な人々の絆(3)ヨットのご縁で出来た忘れ得ぬ人の思い出」という記事を書きました。書いているうちにヨットの趣味の楽しかったことが鮮明に浮かんできました。
そこでこの思い出という財産を心に刻むために霞ケ浦に係留していた自分のヨットのことを書いてみたいと思います。昔、ヨットを趣味をしていた高齢の方々も同じ様な想いでご自分のヨットのことを思い出して頂きたいと思います。

上の写真は土浦港の岸壁から家内が撮影したものです。このアメリカ製の長さ26フィートのヨットは13年間、乗りました。その前の10年間は同じ霞ヶ浦で19フィートのヤマハ19に乗っていました。ヨットは長さが少し違うと重さがその3倍違うので走り方が非常に違います。それがヨットの面白さの一つなのです。
東京から常磐高速道路ではるばる霞が浦に行っても、風が強くて危険な日には船を出さないで船のキャビンの中で読書をしたり音楽を聞いて楽しみます。料理を作りビールも飲みます。このキャビンで過ごす時間もヨットの楽しさの一つでした。
霞ヶ浦のような湖でセイリングをしていたので安全です。湖でセイリングしている限り故障しても沖に流されないで岸辺に着きます。
下の写真はメイン・セイルの上半分の写真です。マストのてっぺんの風の方向を示す矢印を見上げながら風上に走ります。走れるギリギリまで風上に向けるのが愉快なのです。

青空に白帆が高く輝きます。前の帆のジブセイルも主帆のメインセイルもゆっくり目いっぱい上まで上げます。従って裾は下の写真のようになっています。独りで帆を上げきった満足感が楽しいのです。

暫く走っていると急に風が強くなり船が下の写真のように傾きます。

傾き過ぎたらセイルを風下に流し、船体を起こします。傾け過ぎると体力を消耗します。無理せずゆっくり帆走することが重要です。このような風との駆け引きが一番楽しいことです。ですからある程度の強風が来るとスリル満点で心が躍るのです。これこそがヨットの醍醐味です。
しかし風が強すぎると怖くなります。風が強過ぎて傾きが大きくなる場合には、前の帆(ジブ)とメインセイルを半分位に小さくします。すると船の傾きが無くなり安全に走ります。
下の2枚の写真が小さくした帆の様子です。



風の力を半分だけ受けて帆走します。高齢者は決して必死で速く帆走しないで、体力を温存しながら悠々と楽しみます。
そして最後にヨットは別荘代わりに泊って楽しむことも出来るのです。
猪苗代湖に係留してあった今は亡き友人のクルーザーでビールパーティーをした時は満月でした。後ろの磐梯山もよく見えました。昔のことですがありあえりと覚えています。
霞ヶ浦はそれ程風光明媚ではありませんが毎年数回、別荘のように家内と一緒に泊りに行ったものです。そのクルーザーには2口ガスコンロ、流し、調理台、食器や鍋を収納する食器棚が付いていたのです。電動水洗トイレもついていました。夕方から闇が迫りくる湖上の夜の風景、翌朝の靄が漂う湖の光景など一泊しなくては味わえぬ楽しみです。
このように楽しかった趣味のことを思い出して、書いていると心がますます豊かになり、心の財産が増えて行くように感じます。若い時には分からなかった心境なのです。不思議な感じがします。皆様はいかがでしょうか。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。後藤和弘(藤山杜人)