おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

2 旧水戸街道

2009-03-19 16:54:48 | 歴史・痕跡
 旧水戸街道。今は、国道6号線。隅田川にかかる言問橋で右折して江戸通りになって日本橋まで。かつては、日光街道の宿場・千住から分岐していた。陸前浜街道と称した。
 この旧道が葛飾区内に所々残っている。起点は、葛飾区小菅、綾瀬川にかかっている「水戸橋」(現在、工事中なので趣が変わる可能性あり。)この道筋には、蔵造りの旧家があったり、古刹がまだ残っている、細い道。
 ここから土手に上がると、荒川放水路をはさんで、西には北千住の高層ビルが遠くに見える。たしかに、千住の宿の方角。
 そこから、「古隅田川」(今は、整備されて、遊歩道や公園に。写真はそこにかかる橋。「陸前橋」と記されている。)の脇を通り、堀切~綾瀬の道路を突っ切る。その先辺りから旧道が所々残っている。gooの昭和22年の航空写真を見ると、歴然として水戸街道が残っている。
 大きく道が曲がって、この辺りが地元で言う「大曲り」。水戸街道が大きく左に曲がっている。直線の道は、後から出来たもの。これも、昭和22年当時には、はっきりと確認できる。それから、ほぼ直線になって、環七を越え、「亀有アリオ」という大きなショッピングモールの前を通過。中川橋を渡る。
 橋を渡ったとたん、道は直角に右折し、しばらく行くとまた直角に左折する。この辺り。わざと道を直角に曲げて、江戸に入る人などの通行を妨げるという工夫。ここにはそれが残っていて、角の家もそれらしく風情が。煎餅屋さんも一軒ある。バス停は、「新宿(にいじゅく)一里塚」と。このへんも、gooで確認できる。
 ここで、道は、国道6号線に合流するが、亀有警察署の北側の、ちょっと曲がりくねった道が、旧水戸街道。でも、わずかで再び国道6号線に吸収されて、旧道の痕跡がなくなってしまう。そして、今度は江戸川を越えて、松戸に入る。
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