「岬」。
「鋸山」が海に落ちるところ。
大小の岩場となって海に注がれています。
2010年代のようす。岬の突端にカフェ「岬」。
千葉・房総で立ち寄りたい!海が目の前!映画のモデルになった音楽と珈琲の店『岬』
鋸山の少し先、海に突き出た高台にある、音楽と珈琲の店『岬』。その名のとおり明鐘岬(みょうがねみさき)の先端にあり、目の前に広がるのは、海と空だけという潔さ!映画の舞台ともなったこのカフェに魅せられた人たちが立ち寄って、いつも人でいっぱいです。訪れた人を虜にするカフェ、「岬」の魅力をご紹介します。
2016年08月31日
鋸山を過ぎて国道127号を南下したところにある少し小さめの岬、明鐘岬(みょうがねみさき)。ここにあるのが、音楽と珈琲の店「岬」です。まさに海の目の前にあり、その素晴らしい景色と雰囲気をコーヒーと一緒に楽しもうと、多くの人が訪れています。ここでは、カフェ「岬」の魅力をご紹介します。
ここは、映画「ふしぎな岬の物語」のモデルになったカフェ。吉永小百合さん主演で、モントリオール映画祭で入賞した映画です。
1978年にオープンしたお店ですので、なんと40年近い歴史のあるのです。しかし、2011年1月に火事で建物が焼失してしまうという悲しい出来事がありました。しかし、オーナーとご近所の皆さん、そして常連のお客さんの力で、新しい店舗が同じ年の12月に再オープン。以前と同じマリンブルーに塗られた建物は、やはり同じく海が美しく見えるカフェなのでした。
明るい昼のキラキラした海をのんびり眺めながらコーヒーをスイーツをいただくもよし。
テラスからの眺め。あいにく富士は見えず。
海もすてきですが、背後の山並みもけっこう魅力的です。
1880年代のようす。岩場をたどる旧道。現在は、廃道になっているようです。
突堤で釣り人一人。
岩場で磯釣りや磯遊びをする家族連れが。
いつまでも見飽きない風景ですが、次の予定が。再び「浜金谷」駅に戻ります。
鳶が悠然と空を舞う(↓)。
「ふしぎな岬の物語」
第38回モントリオール世界映画祭」の審査員特別賞グランプリとエキュメニカル審査員賞をW受賞した名作。岬の先にあるカフェの女主人と、そこに集う人々が織り成すドラマは多くの人に感動を与えました。原作は鋸南町に実在する喫茶店をモチーフに執筆され、映画でも喫茶店とその周辺で多くのロケが行われました。
音楽と珈琲のお店 岬
物語に登場する「岬カフェ」のモチーフとなったのは、安房郡鋸南町にある喫茶店「音楽と珈琲のお店 岬」。ここは明鐘岬にあり、目の前には絶景が広がる知る人ぞ知る名店です。店内にはジャズが流れ、注文が入ってから豆を挽くというこだわりの珈琲をいただけます。同店には、映画同様のゆったりとした時間が流れています。
(この項、「公益社団法人 千葉県観光物産協会-まるごとe! ちば-」HPより)