今回は、詩人・萩原朔太郎有縁の前橋まで。後半は、前橋散策です。
「昭和大橋」のたもとから。
「公田の渡し」(※)解説板。
ここにかつて対岸へ渡る「渡し」があった。そのむかし、この付近の利根川は川幅1町40間(約180メートル)水深3丈(約9メートル7)あったといわれ、激流のため棹が使えず、両岸から綱を張り、これを手繰って渡ったという。
明治10年(1877)頃には12艘の船を置き板を敷き並べて舟橋に改めたが、たび重なる出水により再び渡し船となった。
その後、昭和大橋の完成により昭和47年(1972)をもって廃止された。
※「萩原の渡し」ともいう。
対岸を望む。
「坂東大橋から17.0㎞」ポスト。
灌木の向こうに利根川の流れ。
対岸にはゴルフ練習場。
上流方向。
住宅の間から遠くに見える「妙義山」。
「大利根緑地」。
川縁に下りられます。
下流方向。
左手には住宅街が広がります。
子供連れ、お年寄り、若者と散策やスポーツを楽しんでいる人と、人出がめっきり多くなりました。
芝生と林と・・・自然に富んだ大きな公園・緑地。
遠く「赤城山」。
整備された遊歩道。
上流方向。ツートンカラーの煙突は「前橋市六供(ろっく)清掃工場」。
岸辺の岩にたくさんの水鳥が集まって、魚を狙っているのでしょうか。
そして今日は「立冬」。「霜降」から数えて15日目頃。
立冬とは、冬の始まりのこと。
立春(りっしゅん)、立夏(りっか)、立秋(りっしゅう)、立冬は、春夏秋冬の最初となります。この4つの日を「四立(しりゅう)」といいます。その四立の前日が「節分」。季節を分けるという意味。
朝夕冷えみ、日中の陽射しも弱まって来て、冬が近いことを感じさせる頃。木々の葉が落ち、木枯らし1号や初雪の便りも届き始める。初雪の知らせが聞こえてきます。真冬の寒さに備えて、暖房・こたつなどの準備を始める時期。
この日から立春の前日までが暦の上では「冬」。
七十二侯では、
山茶始開 つばきはじめてひらく
よみは「つばき」ですが、山茶花(さざんか)が咲き始める頃。冬枯れの景色の中で、大輪の山茶花の花はよりいっそう目立ち、綺麗に咲きほこります。
地始凍 ちはじめてこおる
冬の冷気のなかで、大地が凍りはじめる頃。朝は霜が降り、場所によっては霜柱がみられるところもあります。夜も冷え込みがいっそう厳しくなる。
金盞香 きんせんかさく
水仙の花が咲きはじめる頃。水仙は上品な香りと、育てやすさから人気のある花。
(この項、「暦生活」HPなど参照)
(「向島百花園」にて)