石垣島の於茂登岳(526m)は、沖縄県下の最高峰です。なぜ沖縄本島ではなく石垣島に最も高い山が有 るのでしょう。登山の前に石垣島の地質のお勉強です。石垣島には、琉球列島には珍しく花崗岩体が分布して います。この花崗岩体の中央部に位置するのが於茂登岳です。その他古生層や古第三期層が広く分布して いるため、石垣島は山地形の多い島(高島)となっているのです。石垣島の地質図は「沖縄の島じまをめぐっ て・・・沖縄地学会編著」から抜粋させていただきました。
県道208号線から東へ折れて、おもと集落方面へ向かうとこんな標識が出ています。案内に従い畑の中の 細い路を進みます。
正面にドーンと於茂登岳が見えてきます。
登山口の駐車場に車を置いて、良く整備された山道を沢沿いに登って行きます。ツルアダンが絡まっていた りして、ジャングルムードを味わえます。
途中にはこんな滝が有ったりします。案内が出ていますのでちょっと寄り道など。
沢を登り詰めるとやっと視界が開けてきます、が今日はカスミが掛かって遠くが見えません。
頂上付近はこの通り、風化残りの巨石がゴロゴロしていて、花崗岩体特有の景観を呈しています。
頂上の三角点まで、ゆっくり歩いても二時間で登れます。頂上で東京から来た虫取りのお兄さんに会いまし た。彼曰く「帰る前にチョット登ってきました」若いお兄さんにとっては、チョットで登れる山です。今日は朝から 低い雲にモヤが掛かって周辺の風景は何も見えず・・・残念!