古見集落の手前、前良川(まいらがわ)の河口付近に国の天然記念物に指定されているサキシマスオウノ キ群落が有る。特に面白くもないが、ついでだからちょっと寄ってみましょうか。板根の発達具合が特異な木とい うだけで、普通の木です。昔は船のカジ板として利用したとか。
根は下へ延びず、地表近くに広がっている。亜熱帯では有機物の分解速度が速く、栄養分の層が地表近く にしか発達しないためと言われている。したがって、板根は台風などで転倒しないための支え、アウトリガーの 役割をしている。
上を見上げれば亜熱帯のジャングル、種類は解らないがヤシの木。
下を見ればカニ穴が至る所に開いている。