人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

恵庭岳とオコタンペ湖

2007年05月23日 | 今日の雑感雑記

 今日は朝から快晴、今年になって始めて支笏湖方面へドライブ。道端の所々に残雪を見るが、新緑の一番 良い季節。今日の目的は写真撮影ではなく、フリーキャンプの可能な場所が無いものかと探しに行った。それも 思いっきり贅沢なフリーキャンプの場所を。理想の条件とは①車で乗り付け可能②平坦なキャンプサイトが有る ③道路から奥まった所で他のキャンパーが来ない④河原もしくは川のすぐそば⑤直火で盛大に焚き火が可能 ⑥ヒグマの近づく恐れが無い⑦夜星空が見える程度に視界が広い⑧近くに水洗の公衆トイレが有ること。

 有ることは有ったが⑧条件は当然無理、③条件は焚き火の跡が数カ所有ったので五分五分、⑥条件はま あ大丈夫だろう、他の条件はバッチシ。でもこれじゃ山の中の唯のキャンプサイトじゃないか!

 今日の恵庭岳とオコタンペ湖は、快晴の空の下で特に美しかったので写真を撮ってきました。

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鳩間島もガンバッテいます

2007年05月23日 | 島旅:八重山諸島

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 鳩間港には浮き桟橋がないため、潮位によっては船の舳先から乗り降りします。

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 定期船の入出港時に、島の子供達や即席バンドが歓送迎をしてくれます。五月のゴールデンウイーク期間 中には鳩間島音楽祭が催され、なんでも1000人ちかい観光客が訪れるようになったそうです。過疎の島から の脱却のため、里子だけではなく色々とがんばっているようです。それにしても1000人とは?期間中の延べ人 数でしょうね。一度に1000人なら島から溢れてしまう。


クルマバソウ

2007年05月22日 | 写真

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 昨日の山行のせいで(と言うほど大げさではないが)何となく足がだるい。夕方まで家でゴロゴロしてしまっ た。天気が良いので近くの星置緑地まで散歩。早くもクルマバソウが咲いていた。それから、散りかけていた がクサノオウ(草黄)も咲いていた。クサノオウの開花時期って、春だったかな?


鳩間島・・・ナンにも無い島

2007年05月22日 | 島旅:八重山諸島

 西表島の北の海上に浮かぶ鳩間島は、直径1.0km程の楕円形の島で最高地点は標高31.4mである。島の 基盤を成す地質は八重山層群の砂岩で、島の周辺を隆起珊瑚礁(琉球石灰岩)が取り巻いている。島の中央 部だけがポコッと高くなった鍋ぶたみたいな形をしている。西表島に面した集落周辺以外は、殆ど荒れ地でア ダン・ソテツ・オオバイヌビワその他諸々の亜熱帯の林である。島の人口は50人程度とのことであるが、何で生 計を立てているのかは解らない。2005年に放送されたテレビドラマ「瑠璃の島」で一躍有名になったが、其れ まではナンにも無い過疎の島であった。

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 島の最も高い所、鳩間中森へ続く道でこの上に鳩間灯台が建っている。途中には鬱蒼とした茂みの中に佇 むウタキが有る。そもそも鳩間島の歴史は、元禄十五年(1702年)黒島からの強制移住によって始まる。当時 百五十人が移住してきたらしが、元よりこんな小さな島で自活出来る訳もなく、対岸の西表島へ小舟で出かけ 田畑を耕作していた。今でも島内に耕地が無いのはその時からの名残か?

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 復元された物見台、標高31.4mの三角点はこの下に有る。

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 物見台の上から島の北方を見る。何もない林が続いているのみ。

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 島の南側には西表島がすぐ近くに見える。西表島はやはり大きな島である。

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 鳩間灯台越しに見る西表島。


石垣島のどーでもいい話

2007年05月21日 | 島旅:八重山諸島

 石垣島に限らず、沖縄物の旅行雑誌や観光案内書に載っている写真は、みな何処かで見たような写真が 多い。川平湾同様に、この玉取崎からの展望写真もみな同じ構図である。石垣島へ行ったことのある人ならば 「ああ、この写真は彼処から撮ったんだね」とすぐに解る。そうなのです、沖縄県下の主たる観光地には、絶景 ポイントが有り其処には必ず展望台が設けられているのです。「ここの風景は、彼処の高台から撮ると良い構 図になるんだがな~」と思っても其処へ行く道が無いのです。したがって、プロが撮ってもアマチュアが撮っても 皆同じ構図の写真となってしまいます。

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 石垣島北部で見掛けた茅葺き屋根の小屋です。なんの変哲もない唯の小屋ですが、壁がコンクリートブロッ ク作りで屋根が茅葺き。耐久性の有るグロック作りならば、屋根も鉄板葺きかなにか耐久性の有る物にするの が一般的と思います。ただしこの小屋、入り口に戸が無い解放形で筒抜けです。飼料または肥料置き場か何 かでしょう。これでは台風が来れば、どんな屋根でも一発で持って行かれます。私思うに、壊れたらまた直せば いいや、と言う発想ではないでしょうか。

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 川平に宿を取った人ならば、一度は買い物に訪れた事の有るはずの仲間商店です。沖縄方面へ旅行に行 ったことの無い人にお尋ねします「冷やし物一切」って解ります?ジュースにコーラ・アイスクリームなどの冷蔵庫 に入っているものを言います。「中間商店」ではなく「仲間商店」です。沖縄の名字に使用する中の字には、必 ず人偏が付いています。昔々琉球王朝に「中城王子」と称する人が居て、それ以来一般庶民が「中」の文字を 使用することを禁止したそうです。仲間由紀恵っていう綺麗なお姉さん居ますよね。彼女ウチナンチューには見 えないけどね~。

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八重山では昆虫も派手

2007年05月20日 | 島旅:八重山諸島

 南国の花は、色鮮やかで派手なものが多い。昆虫の世界も同様みたいである。私は昆虫には興味がない し、見つけてもムシしているが此ばかりは余りにも派手だったのでパチリ。

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 ナナホシキンカメムシ:西表島 東部にて

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 アカホシカメムシ:与那国島 久部良にて

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 オオミドリサルハムシ:石垣島 野底にて


ついでに野底岳へ行く

2007年05月19日 | 島旅:八重山諸島

 於茂登岳下山後まだ時間が早いので、於茂登トンネルを抜け野底岳(282m)へと向かう。ピラミッド形の特 異な山容であると同時に伝説の山でもある。地元では、野底マーペーの名で親しまれている。古第三期の野 底層の火山岩類の山であるが、頂上付近に硬い安山岩溶岩がキャップロックとして載っているためこの様な山 容となった。

 登山口から頂上まで45分であるが、きつい登りが続く。於茂登岳に比べれば、登山道の整備はされていな いが、道は頂上まで一本道で迷うことは無い。この日出会ったのは、ガイドに案内された家族連れ一組だけ。

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 頂上から西の野底崎方面を望む。

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 頂上に建てられたマーペー伝説の解説文。

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於茂登岳へ行きました

2007年05月18日 | 島旅:八重山諸島

 石垣島の於茂登岳(526m)は、沖縄県下の最高峰です。なぜ沖縄本島ではなく石垣島に最も高い山が有 るのでしょう。登山の前に石垣島の地質のお勉強です。石垣島には、琉球列島には珍しく花崗岩体が分布して います。この花崗岩体の中央部に位置するのが於茂登岳です。その他古生層や古第三期層が広く分布して いるため、石垣島は山地形の多い島(高島)となっているのです。石垣島の地質図は「沖縄の島じまをめぐっ て・・・沖縄地学会編著」から抜粋させていただきました。

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 県道208号線から東へ折れて、おもと集落方面へ向かうとこんな標識が出ています。案内に従い畑の中の 細い路を進みます。

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 正面にドーンと於茂登岳が見えてきます。

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 登山口の駐車場に車を置いて、良く整備された山道を沢沿いに登って行きます。ツルアダンが絡まっていた りして、ジャングルムードを味わえます。

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 途中にはこんな滝が有ったりします。案内が出ていますのでちょっと寄り道など。

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 沢を登り詰めるとやっと視界が開けてきます、が今日はカスミが掛かって遠くが見えません。

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 頂上付近はこの通り、風化残りの巨石がゴロゴロしていて、花崗岩体特有の景観を呈しています。

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 頂上の三角点まで、ゆっくり歩いても二時間で登れます。頂上で東京から来た虫取りのお兄さんに会いまし た。彼曰く「帰る前にチョット登ってきました」若いお兄さんにとっては、チョットで登れる山です。今日は朝から 低い雲にモヤが掛かって周辺の風景は何も見えず・・・残念!

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石垣島でセイシカを見る

2007年05月17日 | 島旅:八重山諸島

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 西表島の浦内川で遊覧船に乗ったとき、船頭さんが指さして「あそこに咲いているのが、幻の花といわれる セイシカです」。何十mも先を指さされても、私には白い点にしか見えないのだ。

 石垣島のバンナ公園にセイシカの花が咲いていると聞いたので、さっそく行ってみる。遅咲きの花が幾つか 咲き残っていた。セイシカ(聖紫花)ナンのことはない、唯のツツジの花であった。同じ花でも日当たりの良い公 園に植えられている花と、薄暗い亜熱帯のジャングルの中にヒッソリと咲く花では、見たときの趣が違うんだろ うね。何よりも名前が良い、聖なる紫の花でセイシカ。以下はバンナ公園に咲いていた花。

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 コダチヤハズカズラ、別名キンギョボク、八重山諸島のアチコチで見掛けた。

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 サンゴアブラギリ、どうもこれは花が終わったあとみたい。

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 サンダンカ、サンダンカの中でもスーパーキングという園芸種。