安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

大井貴司(vib)カルテットライブ (4月12日 安曇野市いさつ歯科医院)

2018-04-19 20:05:48 | 演奏会・ライブ

大井貴司(vib)カルテットのライブがいさつ歯科医院であったので、聴きにいってきました。大井さんのヴィブラフォンは初めてですし、サイドメントして田窪寛之(p)さんが加わっているので、彼の演奏も聴きたくて出かけたものです。

   

(出 演)

大井貴司(vib)
田窪寛之(p)
山下弘治(b)
橋詰大地(ds)

(曲 目)

(前 半)
1  Four On Six
2  In A Mellow Tone
3  Wings of Love (大井貴司作)
4  These Foolish Things
5  Invitation
6  ルパン三世のテーマ (大野雄二作)

(後 半)

1  Sweet Love of Mine 【この曲だけ、伊佐津和郎(院長)さんがVibをプレイ】
2  Daahoud
3  Tears (大井貴司作)
4  Triste
5  After You've Gone
6  Jingles
  Cherokee (アンコール曲)

(感 想)

大井(vib)さんの演奏は、ヴィヴラートをそれほどかけず、明瞭な音でスピード感が豊かなので、ウェス・モンゴメリー作曲の2曲「Four On Six」や「Jingles」といった軽快な曲がとりわけ鮮やでした。また、本人作のサンバリズムの楽しい「Wings of Love」とバラードの「Tears」は、なかなかの佳曲で、有名曲の間に入っても遜色なく聴けました。

本公演はドラム抜きのトリオによるツアーの一環ですが、本日だけ長野県出身の若手ドラマー橋詰大地が加わりました。「Jingles」などドラムスがあったほうがさまになりそうな曲があったり、ドラムソロなども随所で聴くことができました。今後、期待できそうな若手ドラマーです。

田窪寛之さんは、注目しているピアニストですが、本日もきれいなタッチで多彩な演奏をしてくれました。自身のトリオでは、ビル・エヴァンスの曲を取り上げていましたが、ハードバップや古い曲をやっても素晴らしく、「In A Mellow Tone」や「Triste」におけるソロなどよかった。

ベースは山下弘治さんでしたが、「After You've Gone」におけるソロは歌っていて心地よく聴けました。伊佐津和郎(vib)さんが大井さんに代わり、演奏したウディ・ショウ作「Sweet Love of Mine」は、ジャッキー・マクリーン(as)の演奏でよく知られていますが、ヴァイブの音色もこの曲にあっていました。本日は、約20人のお客様でしたが、僕と同様皆さん楽しまれたと思います。

大井貴司(vib)

田窪寛之(p)

山下弘治(b)

橋詰大地(ds)

【大井貴司のCD「Time Stream」】

   

会場で販売していたCDを購入しました。メンバーは、大井貴司(vib)、Junior Mance(p)、Bob Cranshow(b)、Grady Tate(ds)。