安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

リロイ・ヴィネガー LEYROY WALKS AGAIN

2018-04-11 20:01:18 | ベース・ドラムス

先週の日曜日、松川村の温泉施設「すずむし荘」に出かけるのに高瀬川沿いの道を走りましたが、途中、道の駅「寄って停まつかわ」に寄りました。地元産の野菜の直売所がありますが、その一角に、山の写真が印刷されたクリアファイルが置いてあったので購入しました。山の名前を確かめるのに便利そうです。登山・ハイキングは軽快に歩きたいものですが、歩くようにプレイするベーシストのアルバム。 

LEROY VINNEGAR (リロイ・ヴィネガー)
LEROY WALKS AGAIN! (CONTEMPORARY 1962年、63年録音)

   

ベーシストのリロイ・ヴィネガー(1928~99年)は、数作のリーダー作を残していますが、コンテンポラリーレーベルに録音した2作は、西海岸の精鋭を集めたもので、スイングして心地よく気持ちも明るくなるアルバムです。歩くようにリズムを刻んでいますが、数々のセッションに起用されたのも納得できる躍動感が溢れています。

メンバーは、リロイ・ヴィネガー(b)、テディ・エドワーズ(ts)、フレディ・ヒル(tp)、ヴィクター・フェルドマン(p,vib)、ロン・ジェファーソン(ds)、マイク・メルボイン(p)、ロイ・エアーズ(vib)、ミルト・ターナー(ds)。2つのセッションが収録され、リズム陣が日によって異なります。フレディ・ヒルは、ジェラルド・ウィルソン楽団に在団したり、ナンシー・ウィルソン(vo)と録音も残しているトランぺッターです。

曲目は、リロイ・ヴィネガーの自作が3曲で「Hard to Find」、「Subway Grate」、「For Carl」、フレディ・ハバード作「Down Under」、レス・マッキャン作「Restin' In Jail」、ドン・ネルソン作「Motherland 」、テディ・エドワーズ作「Wheelin' and Dealin'」、スタンダード曲の「I'll String Along With You」の全8曲。「For Carl」は、1958年3月17日に29歳で交通事故で亡くなったカール・パーキンス(p)にヴィネガーが捧げた作品。

ゆったりと大きくスイングするリロイ・ヴィネガー(b)のリズムに乗ったグルーヴィーな演奏が楽しめます。テディ・エドワーズ(ts)が好調で、最初の「Hard to Find」からスムーズというよりもハードなプレイ満載。「Subway Grate」におけるエドワーズ(ts)とフレディ・ヒル(tp)のソロやアンサンブルを聴いていると、アート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズを連想させるような演奏ぶりで、ハードバップ全開です。「For Carl」は、メルボイン(p)が寂し気にメロディを奏でるなど作曲者を含む演奏は、カールに対する想いが一段と籠もっているようです。本作はジャケットもかっこよく、レコードで聴いています。

【道の駅 寄って亭まつかわ】

住所:長野県北安曇郡松川村細野5375-1
電話:0261-61-1200
ホームページ:yottetei

建物全景

建物の裏から望む有明山。

わさびの花

しいたけ

バスが入ってきたようで、お客様でにぎわっています。

   

僕が購入したクリアファイル。山の名前と標高を付した信州の山の写真が印刷されています。