先日、車をホンダ「ヴェゼル」にしたのですが、ディーラーオプションのカーナビの具合がよく、車関連の機器の性能がよくなっていることに驚いています。カーナビの画面は8インチで、特にバックの時に明るさも加わり見やすくなり、助かっています。オーディオ関連では、CDからSDカードへ録音する機能も備わり、かけながら録音ができます。ドライブに向いているので録音してみたCD。
WES MONTGOMERY (ウェス・モンゴメリー)
ROAD SONG (A&M 1968年録音)
ウェス・モンゴメリー(g,1923~68年)のアルバムはかなり持っているのですが、A&Mレーベルに残されたものは、イージーリスニングだと思い、ほとんど聴くことはありませんでした。しかし、今回、ドライブのお供に「Road Song」を流してみたところ、心地よいメロディを淡々とプレイするウェスのプレイは、音色だけでもグルーヴィーで、ジャズ的なスリルは薄いものの、なかなか良いものでした。
メンバーは、ウェス・モンゴメリー(g)、ドン・セベスキー(arr,cond)、マーヴィン・スタン(tp)、ハービー・ハンコック(p)、ハンク・ジョーンズ(p,harpsichord)、リチャード・デイヴィス(b)、エド・ショーネシー(ds)、グラディ・テイト(ds)、レイ・バレッド(per)など。ドン・セベスキーが編曲に当たっていて、フルートやクラリネットなど木管楽器を使ったカラフルなサウンドやバロック音楽調のイントロなども聴けます。
曲は、ウェス・モンゴメリー作の「Road Song」と「Serene」、ビートルズの「Yesterdays」と「I'll Be Back」、サイモンとガーファンクルの「Scarborough Fair」、ブラザーズ・フォーが歌った「Green Leaves of Summer」、ピート・シーガ―作「Where Have All The Flowers Gone?」(花はどこへ行った)、スタンダードの「Greensleeves」、「Fly Me To The Moon」の9曲。ポピュラーな曲が並びますが、「Where Have All The Flowers Gone?」が僕には懐かしい曲です。
ドン・セベスキーの編曲は、いわゆるフュージョン系のビートとサウンドで、爽やかで軽快なものです。ウェス・モンゴメリー(g)は主にメロディを奏でていますが、そのプレイと音色はグルーヴを感じさせるジャジーなものです。メロディを奏でるにしても、シングルトーン、和音、オクターブなどと工夫を凝らしていて、表情に変化をつけています。軽快な「Road Song」や「Where Have All The Flowers Gone?」、バラード系のしみじみとした「Yesterday」や「Green Leaves of Summer」など、よくできたアルバム。
【ヴェゼルのカーナビオーディオ】
ウェス・モンゴメリー「Road Song」を再生中。この機械でCDから録音したSDカードを再生しています。
前方向の左右についているスピーカー。一般道を走っているときは車内が静かなので、まずまずの音で聴くことができます。
フレンチ・ポップスのCDを録音しながらかけました。録音は比較的早くできます。
手元にあったものです。いろいろな歌手の歌が入っていますが、印象に残ったのは、フランソワーズ・アルディ、ペトゥラ・クラーク、シルヴィー・ヴァルタンでした。最後に入っているヴァルタンの「思い出のマリッツァ」は大好きな曲です
ナンシー・シナトラも聴いてみました。