安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

峰 純子 JUNKO & BARNEY 

2019-02-06 20:03:02 | ヴォーカル(L~R)

先日、久しぶりにコメダ珈琲安曇野店に入りました。コーヒーだけのつもりだったのですが、お得な「選べるデザートセット」というメニューがあり、しかも季節限定の「小倉ロマン」という小倉餡を挟んだシロノワール(アイスクリームをのせたパンケーキ)があったので、それをセットで注文しました。適度な甘さがあり、豊かな味わいの美味しいデザートでした。味わい深い作品。

峰 純子 (Junko Mine)
JUNKO & BARNEY (TRIO 1977年録音)

   

峰 純子(1945~2004年)は、サド・ジョーンズ(tp)やローランド・ハナ(p)、ノーマン・シモンズ(p)などアメリカのミュージシャンとの録音を残していますが、これは、1977年来日したギターのバーニー・ケッセルと録音したバラードが主体のアルバムです。

メンバーは、峰 純子(vo)、バーニー・ケッセル(g)、稲葉国光(b)、小原哲次郎(ds)。先月、札幌のジャズ喫茶「Groovy」で、マスターと話していて日本人歌手の話になった時に、期せずして二人とも峰 純子を聴きたい歌手の一人として真っ先に挙げました。お亡くなりになってから15年ほどになるのですが、彼女のアルバムを聴いている方も相当数いるのではないかと推測しています。

「副題に大女優に捧ぐ」とあり、映画で使われた曲が選曲されています。「As Time Goes By」、「'S Wonderful」、「Love Letters」、「Time After Time」、「Johnny Guitar」、「The Very Thought Of You」、「Speak Low」、「The Shadow Of Your Smile」(いそしぎ)、「Our Love is Here To Stay」、「The Way We Were」(追憶)の10曲。全てスタンダードといっていい曲です。

峰純子のアルトヴォイスは、聴いていて気持ちが穏やかになりますが、特に、静かなバラードは歌詞をかみしめるように歌っていて説得力があるように思います。バーニー・ケッセル(g)の伴奏だけで、しっとりと歌う「Love Letters」や「Johnny Guitar」、ギター・トリオの伴奏でいくらか早いテンポの「Time After Time」や「Speak Low」、そして、峰純子が旋律を静かに美しく歌い、ケッセルのソロも見事な「The Way We Were」と、じっくりと聴きたい素晴らしいアルバム。

 【コメダ珈琲安曇野店】

建物外観

「選べるデザートセット」のメニュー

「小倉ノワール 紫ロマン」のお知らせチラシ 

セット

小倉ノワール。豪華で、美味しそうに見えます。

駐車場に停めたヴェゼル。購入して一週間なので、まだ慣れないのですが、うまく白線の中に停めることができました。