映画「エリック・クラプトン 12小節の人生」を見ました。僕は、エリック・クラプトンの格別なファンではありませんが、「いとしのレイラ」は聴いたことがあったし、熱烈なクラプトンファンの友人もいたので、興味を覚えて映画館に足を運びました。
内容は、エリック・クラプトンの近年までの歩みを追ったもので、家庭におけるプライベートな映像やステージの映像と音楽を用いたドキュメンタリーです。幼少時から最近のものまで、よくこれだけの映像を集めたものだと感心させられ、そういった点ではかなりな労作だと思いました。
ヤードバーズ、クリーム、デレク&ザ・ドミノスなどと、ギターを弾いたり歌っているクラプトンが出てきて、彼の音楽的な軌跡を追うことができます。ただ、B.B.キングにクラプトンは影響を受けたようですが、そもそもどんな点に惹かれ影響を受けたのかなど、全般に深い掘り下げはないのが残念でした。
ドラックや飲酒、女性遍歴など、プライベートの関連がかなり出てきますが、そういったところから更生して立派になったというようなストーリーが見え隠れします。監督の意向かもしれませんが、プライベートに関する部分は、大きく扱い過ぎな感じがしました。音楽がもっと前面に出ていると思ったのですが。
今回のパンフレットの中の「エリック・クラプトン・クロニコル(年表)」がよく出来ていました。こういう時系列的な整理があると、映画の理解も進みます。
この年表は、パンフレットで6ページにわたり続いていて、よく出来ています。
貴重な映像はたくさんあったようです。
プレイベートな部分も多いです。