安曇野市豊科交流学習センター「きぼう」は、図書館などがある施設ですが、その二階に豊科町(現安曇野市豊科)出身の映画監督、熊井啓(1930~2007年)さんの記念館(2011年2月開館)があります。先日、偶然入館したのですが、興味深く観てきました。
熊井啓は、日活入社後、「帝銀事件・死刑囚」で監督デビュー、「海と毒薬」でベルリン国際映画祭審査員特別賞(銀熊賞)、松本サリン事件を題材にした「日本の黒い夏-冤罪」でベルリン国際映画祭特別功労賞など受賞多数。主な作品に「黒部の太陽」「忍ぶ川」「サンダカン八番娼館・望郷」「深い河」などがあり、社会派監督と言われる。
安曇野市豊科交流学習センター「きぼう」外観
熊井啓記念館は、二階の一部です。
監督の紹介ビデオを観ることができました。
監督のスツールというか腰かけが展示してありました。ほとんどの資料の寄贈を受けたようです。
熊井啓監督紹介のビデオを観ました。約10分ほどでしょうか。
コンテや台本なども展示されています。これは「忍ぶ川」のもの。
(監督の作品から)
最も有名な作品は、石原裕次郎主演の「黒部の太陽」でしょう。
熊井監督は文芸作品の映画化も行っています。
サンダカン八番娼館 望郷
1994年6月に実際に起きた“松本サリン事件”を題材にした社会派ドラマ。この事件は、近くで起きたものだけに強く記憶に残っています。
【熊井啓記念館】
住所:長野県安曇野市豊科6000番地 豊科交流学習センター「きぼう」
ホームページ:city.azumino.nagano.jp(安曇野市のホームページ内のページです。)