白鳥飛来地の安曇野市明科の御宝田に買物のついでに寄ってみました。今年は白鳥の数は少なく90羽が飛来しているだけですが、それでもカモも含めて賑やかでした。北アルプスの山並みを背景としたこの光景がずっと続いてほしいと思いながら白鳥を撮影しました。世界に羽ばたいていってほしいヴォーカリスト。
VANESSA PEREA (ヴァネッサ・ペレア)
SOULFUL DAYS (Zoho 2014年録音)
ヴァネッサ・ぺレアは、大学でジャズやクラシックの歌唱を修め、2010年に卒業後、「Mezzrow」をはじめとするジャズクラブへの出演やビッグバンドのヴォーカリストとして活躍をしています。昨年入手したこのCDでは、クリアな声質でジャジーでよくスイングする歌唱が聴け、まずまずよいものでした。
メンバーは、ヴァネッサ・ぺレア(vo)、Robert Edwards(tb)、Matt Jodrell(tp)、Dave Lantz(p)、Dylan Shamat(b)、Evan Sherman(ds)。ジャズオリジナルを取り上げ、ヴォーカリーズもやっているので、2本の管楽器をはじめとした器楽のソロも結構入ります。
曲は、ジャズオリジナルにヴァネッサ・ペレアが歌詞をつけたものやスタンダードと多彩です。ボブ・ドローの「Devil May Care」、カルヴィン・マッセイ作曲、ペレア作詞「These are Soulful Days」、サラ・ヴォーンの名唱が知られるバラード「Jim」、シダー・ウォルトン作「December Blue」(Martha's Prize)、ケニー・ドーハ作曲、ペレア作詞「Let Me Tell You」(K.D.'S Motion)、後はほぼスタンダードで「Who Can I Turn To?」、「Too Marvelous For Words」、「Triste」、「Luz Do Sol」、「Tenderly」、「Celia」の11曲。
ヴァネッサ・ペレアの多彩な才能が発揮された作品。澄んでいて、高音によく伸びる聴きやすい声の質で、バラードからアップテンポまで軽々とこなしています。圧倒的によいのがバラード系のもので、「Who Can I Turn To ?」、「Jim」、「Triste」あたりが素直に美しく歌っていて好感がもてます。アップテンポのものを中心としてトロンボーンなどのソロが入り気が散るので、ピアノトリオなど小編成の伴奏でバラード中心のアルバムを作ってもらいたいところ。何でも歌えてしまえ、実力はかなりなものだと思います。
【ヴァネッサ・ペレアホームページ】
【安曇野市明科御宝田遊水池の白鳥】
飛来数
東には、北アルプス展望適地の長峰山が見えます。
泳いでいる姿が優雅です。幼鳥もいました。
羽を広げると大きく見え、動きもダイナミックです。