安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジュニア・マンス「HOLY MAMA」と白骨温泉「煤香庵」で昼食の話題

2020-08-30 20:00:50 | ピアノ・トリオ

先日、白骨温泉の公共野天風呂に出かけましたが、その帰りに煤香庵で昼食に蕎麦を食べてきました。煤香庵は本来、露天風呂のある旅館ですが、公共野天風呂からも近く、昼食の利用も多い施設です。僕は温泉卵やとろろ、キノコなどが乗った「田毎蕎麦」をいただきました。ノリノリの演奏です。

JUNIOR MANCE (ジュニア・マンス)
HOLY MAMA (EAST WIND 1976年録音)

   

ジュニア・マンス(1928年生)は活動歴が長く、リーダー作も多いピアニストですが、代表作というと「Junior」(Verve, 1959年)や「The Soulful Piano of」(jazzland, 1960年)が挙げられることが多く、ソウル~ゴスペルタイプのものはあまり聴かれていない気がしますが、これはなかなか。

メンバーは、ジュニア・マンス(p)、マーティン・リヴェラ(b)、サルヴァトーレ・ラロッカ(ds)。リヴェラとラロッカは、ともにマンスとの共演が多く、気心の知れたミュージシャンです。リヴェラ(b)のソロも随所で聴けます。

曲は次のとおり。

1  By The Time I Get Phoenix (Jimmy Webb)
2  God Bless The Child (Arthur Herzog Jr.)
3  That Mellow Feeling (Junior Mance)
4  Holy Mama (Junior Mance)
5  Miss Otis Regrets (Cole Porter)
6  The Good Old Days (Junior Mance)
7  Blues For Teh Schnug (Junior Mance)
ジュニア・マンスの自作が4曲にグレン・キャンベルの歌でヒットした「恋はフェニックス」、スタンダード2曲の全7曲です。

「By The Time I Get Phoenix」(恋はフェニックス)などややうるさく感じる曲もあるのですが、ジュニア・マンス自作のアップテンポのブルーズ「The Good Old Days」やスローな「Blues For The Schnug」では、ソウルフル体質を体現し、グルーヴィーでしかもスウィンギーな快演が聴かれます。前者では、マーティン・リヴェラ(b)のロングソロも楽しめます。アルバムを通してお決まりのフレーズも多く聴かれますが、そういうものを含めて名手のピアノ演奏に酔いました。

【煤香庵】

住所:長野県松本市安曇白骨温泉
電話:0263-93-2917
ホームページ:baikoan

外観。歴史を感じさせる建物です。

入口

食堂。

メニューで、蕎麦の他に温泉粥などもあります。寒い時期には、とうじそばも良さそうです。

田毎そば。温かいものと冷たいもの両方できるそうですが、冷たいものにしました。

アップ。特にとろろが美味しく、さらっといただけました。