安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ケニー・ドリュー「DUO2」と池の平湿原の蝶の話題

2020-08-02 20:23:03 | ピアノ

本日、ごく久しぶりに山・高原へ出かけました。池の平湿原、水ノ塔山、東西篭ノ登山を回りました。今回は、花ばかりでなく蝶に出会えて、中には一つの花に2~3匹とまっているシーンにも遭遇しました。今日は蝶の姿だけですが、明日から今回のハイキングについて記します。二人でやっているデュオの演奏を。

KENNY DREW (ケニー・ドリュー)
NIELS-HENNING ORSTED PEDERSEN (ニールス・ペデルセン)
DUO 2 (Steeple Chase  1974年録音)

   

ケニュー・ドリュー(p, 1928~93年)は、1960年にブルーノートレーベルに「Undercurrent」を録音して以来リーダー作がなくて、ようやく1973年、13年ぶりにデンマークのスティープルチェイスレーベルにより、ペデルセン(b)と組んだ「DUO」が作られます。これは翌年録音された続編です。

メンバーは、ケニー・ドリュー(p)、ニールス・ペデルセン(b)。今ではデュオも珍しくありませんが、真正面からデュオに挑んだ二人が全力を傾けて企画、演奏していて、発売当時に画期的な気がしたものです。

曲目は次のとおり。

1  Jeg Gik Mig Over So Og Land (Trad.)
2  Largo (Kenny Drew)
3  My Little Suede Shoes (Charlie Parker)
4  Trubbel (Ole Adolphsson)
5  Bluesology (Milt Jackson)
6  Viking's Blues (N.-H. Orsted Pedersen)
7  A Child is Born (Thad Jones)
8  It Might as Well Be Spring (Richard Rodgers) 
9  My Shining Hour (Harold Arlen)
デンマークの曲が2曲、ジャズオリジナルが3曲、スタンダードが2曲、ドリューとペデルセンの曲が1曲づつで、練られた選曲のように思われます。

前作の「DUO」も悪くないのですが、僕はケニー・ドリューが全曲アコースティックピアノを弾いた「DUO2」が愛聴盤です。強力なペデルセンのベースプレイと相まって、ブルーノートの「Undercurrent」やジャズウェストの「Talkin' & Walkin'」を想い起こします。ペデルセン(b)がメロディをとる「My Little Suede Shoes」やドリュー(p)がブルージーかつぐいぐいとスイングしている「Bluesology」、ドリューのタッチの美しさが光る「A Child is Born」などと至福の時間が過ぎていきます。

   

こちらは、「DUO」の方のレコードジャケットです。

【2020年8月2日 池の平湿原で出会った蝶】

ミヤマシロ蝶。これは池の平湿原では珍しいようです。

多分、2匹

多分3匹。