ランチに蕎麦を食べようと街に出たのですが、その蕎麦屋さんが臨時休業だったので、初めて「まんてんふぁーむ」にランチで入りました。こちらのお店は居酒屋で、夜の営業が主体ですが、昼の定食もメニューが豊富なせいか、近くのサラリーマンと思しき方が続々と入ってきました。「夜の音」というタイトルのアルバム。
TONI SOLA (トニ・ソラ)
NIGHT SOUNDS (SWIT 2000年録音)
トニ・ソラ(ts, 1966年生)は、バルセロナ出身で、ベン・ウェブスターやズート・シムズを思い浮かべるサックス奏者です。スコット・ハミルトンと共演した「Eight Reasons」(Swing Alley)を聴いて知ったのですが、それはハミルトンの素晴らしさばかりが目立ち取り上げませんでした。本作はまずまず気に入っています。
メンバーは、トニ・ソラ(ts)、イグナシ・テラザ(p)、Manuel Alvarez(b)、Oriol Bordas(ds)。イグナシ・テラザ(p)は、アンドレア・モティス(vo, tp)の伴奏でコットン・クラブに出演したときに聴き、こんな才能がスペインにいるとはと驚いたのですが、その印象は本作でも変わりません。
曲は次のとおり。
1 The End Of A Love Affair (Edward C. Redding)
2 You've Changed (Carl Fischer)
3 Just In Time (Jule Styne)
4 Quintessence (Quincy Jones)
5 My Romance (Richard Rogers)
6 Afternoon In Paris (John Lewis)
7 Ciao Ciao (Stanley Turrentine)
8 Do Nothing Till You Hear From Me (Duke Ellington)
9 When Sunny Gets Blue (Marvin Fisher)
10 Nights Sounds Blues (Toni Sola)
トニ・ソラの自作が1曲ありますが、あとは概ねスタンダード曲。スタンリー・タレンタインの「Ciao Ciao」というソウルフルな曲を取り上げたのは、意外です。
ト二・ソラ(ts)とイグナシ・テラザ(p)の滋味に富んだ演奏が楽しめます。温かい音でトリッキーなところがなく、モダンジャズ初期を想わせる内容で、タイトルどおり、夜のバーやマイルームで聴くのに適しています。ソラとテラザのプレイが印象に残るのは、バラードの「The End of A Love Affair」や「Quintessence」、グルーヴィーな「Ciao Ciao」、テンポが速くてびっくりした「Afternoon In Paris」あたりです。灯りを落としてじっくりと聴きたい一枚。
【まんてんふぁーむ】
住所:長野県長野市南長野1175-6 八雲ビル 2F
電話:026-219-2919
ホームページ:mantenfarm
居酒屋ですが、ランチのメニューも豊富です。
本日(8月25日)の日替わりは刺身定食です。
カウンターに腰かけました。夜は小上がりが中心でしょうか。
メニュー。ウナギの蒲焼定食が安い。これ見たら、たまには鰻が食べたくなりました。
刺身定食です。
お魚の種類、量ともに長野市内ではいい方かもしれません。御馳走様でした。