安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

セルジオ・メンデス「THE SWINGER FROM RIO」とギャラリーシュタイネの話題

2020-08-23 20:08:28 | ピアノ

暑いので今週末は遠出をせずに、安曇野市界隈で過ごしていました。久しぶりにギャラリーシュタイネへ行ってウエダキヨアキさんの陶器の展示などを見てきました。午前中にビーバーで草刈りをやったので、暑いし疲れたのですが、シュタイネで珈琲をいただき一息つきました。ほっとするボサノヴァ作品。

SERJIO MENDES (セルジオ・メンデス)
THE SWINGER FROM RIO (ATLANTIC  1964年録音)

   

セルジオ・メンデス(P, 1941年生)は、「マシュ・ケ・ナダ」やビートルズのカバー「フール・オン・ザ・ヒル」、「デイ・トリッパー」といったヒット曲で知られるボサノヴァ系のミュージシャンですが、初期にはややジャズ系のピアノも弾いています。

メンバーは、セルジオ・メンデス(p)、アントニオ・カルロス・ジョビン(g)、Sebastiao Neto(b)、Chico Batera(ds)、フィル・ウッズ(as)、アート・ファーマー(Flugelhorn)、ヒューバート・ローズ(fl)。ジョビン(g)をフューチャーしていますが、ウッズやファーマーといったジャズ系ミュージシャンが加わっているのも注目されます。

曲目は次のとおり。

1  Maria Moita 
2  Sambinha Bossa Nova
3  Batida Diferente
4  So Danco Samba
5  Pau Brazil
The Girl From Ipanema
7  Useless Panorama
8  The Dreamer
9  Primavera
10  Consolocao
11  Favela
「So Danco Samba」や「The Girl From Ipanema」といったアントニオ・カルロス・ジョビンの曲がほとんどですが、「Pau Brazil」はセルジオ・メンデスの自作曲、「Maria Moita」と「Primavera」はカルロス・リラの作曲です。

暑い毎日が続くので、涼しげなボサノヴァを聴こうと取り出しました。フランス盤なので、ジャケットがアメリカ盤とは異なりますが、こちらのほうがお洒落な気がします。セルジオ・メンデス(p)とフィル・ウッズ(as)のソロが爽やかな「So Danco Samba」や「The Dreamer」、ヒューバート・ロウズ(fl)がフューチャーされる「Pau Brazil」や「Primavera」、「Favela」とジャズ系ボサノヴァが楽しめます。とりわけ「Favela」におけるロウズ(fl)のソロは聴き応えがあります。

【ギャラリーシュタイネ】

住所:長野県安曇野市穂高有明736017
電話:0263-83-5164
ホームページ:Galerie Steine

外観

入口。ウエダキヨアキ展が開催中です。

ウエダキヨアキさんの作品。ゴージャスで華やかで明るい感じがします。カップが一つほしい。

別の作家のガラス製品。グラスがよさそう。

長谷川さんの作品。コーヒーカップなどを持っていますが、別の絵柄のものが展示されていました。

珈琲をいただきました。器はウエダキヨアキさん制作になるものです。女性に人気のある作家だそうです。

庭を眺めながら寛ぎの一時。