今年も信州国際音楽村ニューイヤーコンサートに出かけました。出演は、長原幸太withニューイヤーフレンズ。今回は、コンサート開始10周年を記念して、ヨハン・シュトラウスのワルツなど華やかなプログラムでした。
(出 演)
長原幸太 (バイオリン、読売日本交響楽団コンサートマスター)
佐久間聡一(バイオリン、広島交響楽団第一コンサートマスター)
鈴木康浩 (ヴィオラ、読売日本交響楽団ソロ首席ヴィオラ奏者)
猶井祐樹 (ヴィオラ、NHK交響楽団第1ヴァイオリン奏者)
上森祥平 (チェロ、ソリスト)
奥泉貴圭 (チェロ、ソリスト)
山崎実 (コントラバス、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団首席)
佐々木絵里(編曲)
(曲 目)
ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲 op.367
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「我が家で」 op.361
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「楽しめ人生を」 op.340
ルロイ・アンダーソン:「そりすべり」
エドゥアルド・シュトラウス1世:ポルカ「電話」 op.165
〈休憩〉
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「ウィーンのボンボン」 op.307
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル「騎手」 op.278
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル「狩り」 op.373
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル「雷鳴と稲妻」 op.324
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しき青きドナウ」 op.314
(アンコール)
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル「憂いもなく」op.271
ルロイ・アンダーソン「フィドル・ファドル」
(感 想)
毎年、このニューイヤーコンサートを楽しみにしているのですが、今年も心温まる素晴らしい演奏会でした。長原幸太さん以下7人編成の弦楽合奏ですが、それぞれの楽器の鳴りがよく、佐々木絵里さん(猶井祐樹さんの奥様)による編曲も小型版オーケストラという感じがしてよかった。
1月1日に全員がこちらの信州国際音楽村に集合し、練習して3日の本番に備えると長原さんが話していましたが、コロナ禍の中でよく開催してくれたと感謝しながら聴いていました。幕開けの「こうもり」序曲は、スピード感もありオペレッタの場面が浮かぶ優れた演奏でした。
ポルカ「我が家で」と「楽しめ人生を」を語呂合わせで続け、後半のポルカ「騎手」では踊りも飛び出すなどユーモアもたっぷりでした。「美しき青きドナウ」や願いを込めた「憂いもなく」も楽しく、あっというまの2時間でした。来年も是非開催してほしいコンサートです。
終了時の挨拶。左から、上森、佐久間、長原、山崎、鈴木、猶井、森泉の各氏。お疲れ様でした。
【信州国際音楽村】
住所:長野県上田市生田2937−1
電話:0268-42-3436
ホームページ:財団法人信州国際音楽村
会場の信州国際音楽村ホールこだま
浅間山は雲に隠れて見えませんでした。
菅平方面。冠雪はしていますが、雪はそう多くなさそうです。