安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

アン・バートン「EARLY BLUE」と雑誌「KURA」の信州の絶品特集の話題

2021-01-07 19:30:55 | ヴォーカル(A~D)

雑誌「KURA」の2021年1月号の特集は、『信州の絶品 お取り寄せ&テイクアウト』です。おっと思ったのは、技あり信州そば玄人仲間の「冷凍二八蕎麦寥山(リョウザン)」と信州ゆめクジラ農園の「レストラン野菜専門農家の冬野菜」です。特に前者は、試してみる価値がありそうです。絶品の貴重音源を収録したCD。

ANN BURTON (アン・バートン)
EARLY BLUE (MUZAK 1958年~1968年録音)

   

アン・バートン(vo, 1933~1989年)のキャリア初期10年の録音を集めたCDが、昨年12月に発売されたので予約して購入しました。今まで全く復刻がされていないデビューEP(1965年録音, DECCA)の4曲をはじめ貴重な音源が収録されています。発売に至る経緯もライナーに書いてありますが、本当に奇跡のようなCDです。

伴奏ですが、デビューEP収録の下記曲目1~4は、Frans Elsen(p)、Ruud Jacobs(b)、Rudy Pronk(ds)など、17~18の2曲は、ルイス・ヴァン・ダイク(p)、jacques Shols(b)、John Engels(ds)、23~24の2曲は、マット・マシューズ(accordion)らが務めています。

曲は次のとおり。

1  Kansas City
2  Miss Otis Regrets
3  The Wildest Gal In Town
4  Sing A Rainbow
5  Everything Happens to Me
6  Ain't Misbehavin'
7  Exactly Like You
8  You've Changed
9  The Moon Looks Down And Laughs
10  When A Woman Loves A Man
11  How Long Has This Been Going On
12  I Could Have Told You
13  Baby Won't You Please Come Home
14  I Gotta Right to Sing The Blues
15  Mood Indigo
16  They Din't Believe Me
17  You Can Have Him
18  Let There Be Love
19  Fly Me To The Moon
20  Let's Get Away From It All
21  There Won't Be Any Spring This Year
22  Let's Try It
23  There Goes My Heart
24  'S Wonderful
24曲、収録時間は78分もあるサービスぶりです。概ねスタンダード曲ですが、あまり聞かない「The Moon Looks Down And Laughs」はビリー・ホリデイが歌った曲で、ホリデイをよく聴いていたという、バートンならではの選曲。

いろいろな録音を集めたものですが、そこにはデビュー前からのアン・バートンのまるでストーリーを語っているような温かい歌唱が一貫して聴けます。アン・バートンの音源はだいたい持っているのですが、1965年録音のDeccaのEPは入手困難なので収録された4曲は聴くことは叶わないと考えていたので、「Kansas City」以下の4曲を聴けただけで大満足です。さらに、「Ain't Misbehavin'」や「Let There be Love」といったよくスイングする曲も入っていて、リズムへの乗りの良さも楽しめました。

    

左側は、CDの裏表紙です。右は、DECCAレーベルから出されたデビューEP(1965年録音)のジャケット。

      

CDのライナーノートにあるアン・バートンの写真。 

【KURA2021年1月号(まちなみカントリープレス刊)】

   

表紙。「KURA」は、まちなみカントリープレスが発行する地域情報誌です。

   

茅野市の蕎麦店「寥山亭」、諏訪市の「高山製粉」、伊那市の「服部製麺所」が協力して開発した、今までにない高品質な冷凍そばだそうです。
関連ホームページ:手打ち蕎麦切り 蓼山亭 (theshop.jp)

   

   

珍しい野菜の詰め合わせ。安曇野市、松本市の14組の農家が140種類以上の珍しい野菜を中心に栽培。ケール、ポワロ、チコリ、プンタレッタ、タルディーボといったものを中量多品種作っているようです。

   

長野県内でも増えたきたクラフトビール(地ビール)の紹介。左は、伊那市高遠町の「PECCARY BEER」、右は伊那市西箕輪の「In a daze Brewing」。

   

ワインやシードルの醸造も増えています。左は、下伊那郡松川町の「フルーツガーデン北沢」、右は、安曇野市明科の「Le Milieu」(ル・ミリュー)の紹介。安曇野市のLe Milieuホームページ:le-milieu.co.jp