ヴァイオリンの松本 蘭さんのリサイタルが、長野県上田市のサントミューゼ小ホールで開催されたので聴いてきました。
(出 演)
ヴァイオリン:松本 蘭
ピアノ:酒井 有彩
松本さんは、桐朋学園大学音楽学部研究科終了、ヴァイオリンを徳永二男氏に師事。ソリストとして主要管弦楽団と共演、2014年からは「めざましクラシック」松本蘭ヴァージョンをスタートさせ全国で公演。作曲家、女優としても活動。酒井さんは、ベルリン芸術大学卒業、国内外のコンクールで入賞多数。国内管弦楽団と共演し、デビューCD「ラヴェル ピアノ協奏曲」は、レコード芸術誌特選盤に選出された。詳しくは下記をご覧下さい。
(曲 目)
エルガー / 愛の挨拶
ベートーヴェン / ロマンス 第2番 ヘ長調 作品50
武満 徹 / 波の盆
ビートルズメドレー 「Here, There and Everwhere」、「Michelle」、「Hey Jude」、「Yesterday」
プッチーニ / オペラ〈トゥーランドット〉より「誰も寝てはならぬ」
サラサーテ / ツィゴイネルワイゼン
〈休憩〉
リヒャルト・シュトラウス / ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 作品18
松本 蘭 / 未来へ (アンコール曲)
モンティ / チャルダッシュ (アンコール曲)
(感 想)
トーク付きの午後のコンサートで、リラックスした会場の雰囲気でした。松本蘭さんは、今年度の当ホールのレジデントアーティストとして、アウトリーチ活動なども行っていて、曲の紹介とともに活動の様子も話していました。
松本、酒井さんのトークですが、話の流れがわかりやすく、言葉も明晰で、とても感心しました。前半は、ポピュラーな曲が主でしたが、サラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」は、ヴァイオリン、ピアノともに熱く盛り上がり、印象に残りました。
R・シュトラウスの「ヴァイオリン・ソナタ」は、松本蘭さんの先生であった徳永二男さんに、二人でレッスンを受けたそうです。難曲ですが、全体にまとまり、第2楽章が美しくて良かった。酒井さんのピアノは、音色が明るめで好ましく思えたので、7月に当ホールで予定されているリサイタルを聴くつもりです。
(プロフィール)
【松本 蘭ホームページ】
オフィスアール 松本 蘭 オフィシャル ウェブサイト (matsumotoran.com)
【酒井有彩ホームページ】