山口惠以子さんの本が、よく寄る書店に平積みしてあり、興味を持ちました。初めて読む作家なので、とりあえず「ゆうれい居酒屋」(文春文庫)を購入ました。
表紙
(帯裏に記載された本書の紹介)
(目 次)
(著者の紹介)
(感 想)
山口惠衣子さんは、デビュー当時からミステリーを多数書いているようですが、最近では『食堂のおばちゃんシリーズ』や『婚活食堂シリーズ』という『食と酒』の作品が知られるようになったようです。
今回、短編5話からなる「ゆうれい居酒屋」を読みました。東京の新小岩にある30年前に閉じた居酒屋がその夜だけ営業し、立ち寄ったお客様の悩みに、おかみさんがアドヴァイスをするというのが、おおまかな組み立てです。
第四話の「偏食のグルメ」は、テレビに出演するグルメリポーターをお客として登場させていて、趣向が面白い。巻末に当居酒屋で出された料理のレシピが掲載されていて、役に立ちそうです。肩の凝らない、ほんわかと幸福感が感じられる小説。
(帯の裏にある、3社合同フェアのお知らせ)
(文庫本に挟んであったPRチラシ)