Knot(上田市サントミューゼと長野市芸術館が共同で出している情報誌)のVol4を読んだら、上田市内の街歩きの中に竃山珈琲焙煎所が紹介されていたので、寄ってみました。プリンが美味しく、珈琲も味わい深いもので、また行きたい。味わい深い作品。
DON MENZA (ドン・メンザ)
THE ROSE (CHALLENGE 2019年録音)
ドン・メンザ(ts, 1936年生)は、名前はよく耳にするものの、ビックバンド(メイナード・ファーガソン楽団、バディ・リッチ楽団など)やスタジオミュージシャンとしての活動が長く、リーダー作は近年まで少ない状態でした。本作は2019年、メンザが83歳の時の録音です。
メンバーは、ドン・メンザ(ts)、オリヴァー・ケント(p)、ヨハネス・シュトラッサー(b)、ベルント・ライター(ds)。この4人で、2週間のツァーを行ったのちにウィーンで録音されたもので、リズム・セクションはオーストリアのメンバーです。オリヴァー・ケントのCDは2枚持っていて、好みのピアニストです。
曲目は次のとおり。
1 The Rose (Don Menza)
2 Sunday Afternoon (Don Menza)
3 When You Wish Upon a Star (Leigh Harline, Ned Washington) 【星に願いを】
4 Kin (Don Menza)
5 Autumn in My Heart (Jeri Southern)
6 Beloved (Nicholas Brodszky)
7 Summertime in Heidelberg (Nicholas Brodszky)
8 When Your Lover Has Gone (Einar Aaron Swan)
ドン・メンザの自作が3曲、ニコラス・ブロドスキーの喜歌劇「学生王子」からの2曲、スタンダード曲が2曲、あとの1曲はジェリ・サザーン作「Autumn in My Heart」で、1950~60年代に活躍した女性歌手、サザーンの曲を取り上げたのにはびっくりしました。
ドン・メンザのテナー・サックスは、コールマン・ホーキンスやソニー・ロリンズからの影響がみられる迫力があるものです。スローテンポの「When You Wish Upon a Star」や「Summertime in Heidelberg」では情緒を絡めて、やや早いテンポの「Beloved」では、軽快なところもみせ、引き出しの多さが印象に残ります。オリヴァー・ケント(p)は、ロマン・シュヴァーラー(ts)と共演していたので知ったピアニストですが、本作でも、磨き抜かれた音色でバッキング、ソロと活躍しています。
ジャケットにあるドン・メンザのポートレート
演奏写真。ツアー中のものと思われます。
【「The Rose」の試聴】
【ジェリ・サザーンの歌うAutumn in My Heart】
Autumn In My Heart (1953) - Jeri Southern - YouTube
【Knot Vol4(上田市サントミューゼと長野市芸術館が共同で出している情報誌)】
表紙
サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)の演奏会案内。年に2回、群馬交響楽団は当ホールで公演(サントミューゼ主催)を行います。
作曲家・ピアニストの加藤昌則さんによる上田市内の街歩き
サントミューゼに出演した酒井有彩(p)さんへのインタビュー
長野市芸術館に出演した加藤昌則さんへのインタビュー
【Knot Vol4で紹介されていた亀山珈琲焙煎所】
住所:長野県上田市中央5丁目6−26
電話:0268-80-9274
ホームページ:自家焙煎店 亀山珈琲焙煎所 コーヒー豆専門店 (kameyamacoffee.com)
外観。昼食のあとに珈琲を飲もうと立ち寄りました。
店内
販売している珈琲豆
プリンとブレンドを注文。
ブレンドは軽めのものです。器がきれいです。
プリンは自家製の限定品だそうです。デザートにちょうど良かった。
珈琲は二杯分くらいありました。カップとサーバーでもってきてくれました。