先日、久しぶりに喫茶店の「まるも」に寄りました。歴史のあるお店で、調度品は松本民芸家具を用いています。ブレンド珈琲の味は酸味が効いたもので美味しく、ケーキとの相性もよかった。メンバー同士の相性がよいクインテット。
NAT ADDERLEY (ナット・アダレイ)
WE REMEMBER CANNON (IN + OUT 1989年録音)
コルネット奏者のナット・アダレイ(1931年~2000年)は、1959年から再び兄のキャンノンボール・アダレイ(as)のグループに参加し、キャノンの亡くなる1975年まで行動をともにします。その後は自己のグループを率いて活躍しました。本作は、ヴィンセント・ハーリングが参加しているので注目されます。
メンバーは、ナット・アダレイ(cor)、ヴィンセント・ハーリング(as)、アート・レスニック(p)、ウォルター・ブッカー(b)、ジミー・コブ(ds)。ハーリング(as)のプレイが注目されます。スイスのアールブルグにあるMoonwalker Clubにおける1989年11月18日のライブを録音したものです。
曲目は次のとおり。
1 I'll Remember April (Gene De Paul) 〈四月の思い出〉
2 Unit 7 (Sam Jones)
3 Talkin' About You, Cannon (Nat Adderley)
4 Work Song (Nat Adderley)
5 Soul Eyes (Mal Waldron)
6 Stella By Starlight (Victor Young) 〈星影のステラ〉
ナット・アダレイ作「Talkin' About You, Cannon」を除き、お馴染みの曲が並び、ハードバップ系の「Unit 7」や「Work Song」がライブに相応しい選曲です。CDでは、「Autumn Leaves」(枯葉)が追加されています。
白熱した素晴らしいライブ演奏が堪能できます。ヴィンセント・ハーリング(as)のプレイが絶好調で、それに煽られてナット・アダレイ(cor)も好演しています。中でも、「I'll Remember April」(四月の思い出)と「Unit 7」は、両者の熱いソロが続き、ジミー・コブ(ds)もソロをとっていて、ハードバップ全盛期に戻ったかのようです。ナット・アダレイ最大のヒット曲「Work Song」、ハーリング(as)をフューチャーしたバラード「Soul Eyes」と、全て聞き逃せません。
安曇野宅で聴いているところです。
ナット・アダレイ関連のレコードを並べてみました。左から「Work Song」、「Great Big Band and Frineds」、「We Remember Cannon」、一番右は、キャンボール・アダレイがリーダーでナットが参加している「At The Lighthouse」。
前橋のジャズ喫茶「木馬」の2022年のカレンダーからニッキ・パロット(b,vo)の写真だけを抜き出して、額装しました。もう一枚のカレンダーは、アルミの額に入れてあります。
【まるも】
住所:長野県松本市中央3-3-10
電話:0263-32-0115
ホームページ:珈琲 まるも - 松本/喫茶店 | 食べログ (tabelog.com)
外観
入口
店内
店内2
ケーキセットを注文。ケーキはモンブランです。
珈琲。器にたっぷりでした。
ケーキ
中にもクリームがたくさん入っていましたが、甘さ控えめで美味しい。