安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

アン・リチャーズ「THE MANY MOODS OF ANN RICHARDS」、コメダ珈琲の「スイート・パープル・モンブラン」でお茶タイム。

2023-11-26 19:30:00 | ヴォーカル(A~D)

久しぶりに、コメダ珈琲で午後のお茶タイム。「スイート・パープル・モンブラン」というケーキをいただきましたが、形、味ともに映える一品でした。ジャケットが映えるアン・リチャーズ(vo)のアルバムを。

ANN RICHARDS (アン・リチャーズ)
THE MANY MOODS OF ANN RICHARDS (Capitol 1959年録音)

   

アン・リチャーズ(1935~1982年)は、サンフランシスコで歌い始め、チャーリー・バーネット楽団で短期間歌い、1955年にスタン・ケントン楽団に参加し、ケントンと結婚(1961年に離婚)。美貌で知られ、プレイボーイ誌の表紙を飾ったことでも有名。離婚後、5枚のアルバムを録音し、これは2枚目。

メンバーは、アン・リチャーズ(vo)、ラルフ・カーマイケル(arr, cond)、ビル・ホルマン(arr, cond)など。ビッグバンド、コンボ、ストリングスを曲によって使い分けています。

曲目は、次のとおり。

1  By Myself (Arthur schwartz,  Howard Dietz)
2  Be Easy, Be Tender (Joe Greene)
3  Where Did You Go? (Jordu) (Duke Jordan,  Norman Mapp)
4  I'm Gonna Laugh (Cy Coleman,  Joseph Allen McCarthy)
5  I Gotta Have You (Arnold Horwitt,  Richard lewine)
6  Lazy Afternoon (Jerome Morass,  John Latouche)
7  Something's Coming (Lenard Bernstein,  Stephen Sondheim)
8  Everytime (Hugh Martin,  Ralph Blane)
9  When The Sun Comes Out (Harold Arlen,  Ted Koehler)
10  Poor Little Extra Girl (Mel Torme)
11  Seasons Reasons (Joe Greene)
12   I'm Late (Sammy Fain,  Bob Hilliard)
「By Myself」、「Lazy Afternoon」、「Something's Coming」、「When The Sun Comes Out」といったスタンダード曲に加え、メル・トーメ作「Poor Little Extra Girl」といった珍しいものも。「Where Did You Go?」は、デューク・ジョーダン作曲「Jordu」に歌詞をつけたもので、お楽しみ曲。

「The Many Moods」というタイトルどおり、アン・リチャーズ(vo)のいろいろな面が楽しめます。改めて聴いてみると、バラード「Be Easy, Be Tender」や「Lazy Afternoon」あたりに、同じくケントン楽団に在籍したジューン・クリスティの影響が感じられます。「Something's Coming」や「I'm Late」では軽妙にスイングし、ピアニストのデューク・ジョーダン作「Jordu」の歌ヴァージョン「Where Did You Go?」はブルージーさも感じられる佳いアルバム。

(参考)本アルバムから「Where Did You Go?」(デューク・ジョーダン作曲「Jordu」)が聴けます。

Ann Richards - Where did you go (Jordu) - YouTube

安曇野市宅で聴いているところ。飾ってあるレコードは、いずれもアン・リチャーズのリーダー作で右から「Ann Man!」(ATCO オリジナル)、本作「The Many Moods of Ann」(Capitol 国内盤)、「Too Much」(Capitol 国内盤)。

   

最近、入手した「Ann, Man?」のオリジナル盤。ジャケットにビニールをかけてあるので鮮明ではありませんが、美貌はさすがです。

   

上記レコードのラベル。これは、プロモーション盤です。

「Ann, Man!」も聴いてみました。声質、声量など素質ではケントンガールズの中でもピカイチだと思います。右から、「Ann, Man!」(日本盤)、「Ann, Man!」(オリジナル)、そして、「Ann, Man!」で伴奏を務めているバーニー・ケッセル(g)の「On Fire」を並べてみました。

 

【コメダ珈琲店上田緑が丘店】

住所:長野県上田市緑が丘1丁目1番6号
電話:0268-71-5133
ホームページ:コメダ珈琲店 (komeda.co.jp)

   

2024年の福袋の注文用紙が置いてありました。内容が良さそうなので、注文予定。 

店内

おすすめケーキが4種類ありました。

ケーキセット

スイート・パープル・モンブラン。『濃厚、なめらかでやさしい甘さの紫いもモンブランクリームが絶品。カスタードホイップの甘さ、ココアスポンジのほろ苦さがアクセント』だそうです。

切り分けたところ。中のクリームも美味しかった。

飲み物は、カフェオーレにしました。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (azumino)
2023-11-28 19:49:40
mobuさん こんばんは

アン・リチャーズですが、ビッグバンドにのった歌は本当に素晴らしいのですが、決定的な作品がないのが、残念なところです。

このアルバムは、焦点の定まらないところはありますが、聴きやすいもので、お話のように「Jordu」のヴォーカルバージョンは、結構楽しめると思います。

バーニー・ケッセルのレコードはあまりもっていないのですが、この「On Fire」は、愛聴盤です。こういうギタートリオの傑作アルバムは、そうそうないですね。

音楽をお聴きになった上でのコメント、本当にありがとうございます。
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アン・リチャーズのJORDU (mobu)
2023-11-27 21:47:38
アルバムは配信で聴きました。
アン・リチャーズのちょっと
ボーイッシュな歌声は、
ちょっと張って歌っているところが
エネルギー感があっていですね。

ジョーダンを以前追いかけてましたが、
このような歌ものがあるとは初めて聴き
ました。なんか、オシャレにアレンジ
されて歌われるそれは、ジョーダンの曲
とは思えない出来ですね。
よかったです。
ご紹介ありがとうございました。
バーニーが出てくるところなど、
お家ジャズ喫茶充実されてますね。
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