安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

映画「メイキング・オブ・モータウン」を観ました。【11月15日 アイシティシネマ】

2020-11-20 19:29:01 | 映画・DVD・テレビ

映画「メイキング・オブ・モータウン」が、長野県東筑摩郡山形村のアイシティシネマで上映されたので、先週の日曜日でしたが、観てきました。

   

(あらすじ)

スティーヴィーー・ワンダー、マービン・ゲイ、ジャクソン5などを輩出し、2019年に創設60周年を迎えた音楽レーベル「モータウン」の創業期から最盛期を描いたドキュメンタリー。創設者ベリー・ゴーディにより1959年にその歴史をスタートさせたモータウン・レーベルは、ソウルやR&Bの数多くのヒットを連発し、数多くのスターを世界に送り出した。ベリー・ゴーディへの取材映像、関係者や所属アーティストの回想や証言など貴重な映像群から構成。

(感 想)

モータウンのヒット曲生産の過程が、ゴーディが一時働いた自動車工場の組み立てラインにインスピレーションを得て、合理的に分業で行われていたのが、強く印象に残ります。作詞作曲、編曲、振り付け、アーティストの育成まで各工程が分けられて運営されており、まさに一つのビジネスモデルを造りだしていました。

インタヴューばかりでなく、歌手のステージ場面なども多く、観て楽しめました。スティーヴィー・ワンダーの子供のころからの天才ぶりや、スプリームスがテレビのエド・サリヴァン・ショーに出演した際のエレガントな衣装、振り付け、もちろん歌は特に楽しめました。

マーヴィン・ゲイの「What's Going On」(1971年)にみられるように、1970年代になると歌手の意識もそれぞれになり、ベリー・ゴーディを中心とした一家的な会社は限界を迎えたといってもよい事態になります。映画はそのへんまでで止まっていて、その頃までのゴーディのアメリカン・ドリーム実現の映画としても観ることができます。

   

MOTOWNの創業者ベリー・ゴーディ

   

映画でインタビューを受けた人々。とりわけ、歌手でもあったスモーキー・ロビンソンは、ゴーディの片腕として活躍していました。

【メイキング・オブ・モータウン 公式サイト】

makingofmotown.com


マルガリータ・ベンクトソン「WHERE THE MIDNIGHT SUN NEVER SETS」と岩の原葡萄園のお土産の話題

2020-11-19 20:01:33 | ヴォーカル(L~R)

先日、新潟県上越市の岩の原葡萄園に行きました(その記事へのリンク)が、お土産にワインの深雪花(MIYUKIBANA )とレストラン「金石の音」で作っているパウンドケーキを購入しました。珈琲とともにパウンドケーキをいただきましたが、レーズンも入りしっとりとした食感は癖になりそうです。しっとりとしたヴォーカルを。

MARGARETA BENGTSON (マルガリータ・ベンクトソン)
WHERE THE MIDNIGHT SUN NEVER SETS (Spice of Life 2009年録音)

   

マルガリータ・ベンクトソン(vo, 1966年生)は、スウェーデンのアカペラ・グループ「The Real Group」で1984年の結成時から2006年までソプラノを務め、現在はソロ歌手として活動しています。これはソロになって第2作目のアルバムですが、実力と実績のある歌手で安定感抜群の歌唱が聴けます。

歌の伴奏は、曲目により楽器編成とメンバーがかなり替わり、小さなコンボからビッグバンドに近い編成もみられます。アンドレアス・ウーべリ(g)、ディッケン・ヘドレニウス(tb)、ペーター・フレッドマン(cl)、オーヴェ・ルンディン(p)、ペーター・アスプルンド(tp)といった人が参加しています。

曲目は次のとおり。

1  Stardust (Hoagy Carmichael)
2  Speak Low (Kurt Weil)
3  The Midnight Sun Will Never Sets (Quincy Jones)
4  Dat Dere (Bobby Timmons)
5  Spring is Here (Richard Rodgers)
6  Honeysuckle Rose (Thomas Waller)
7  I Get Along Without You Very Well (Hoagy Carmichael)
8  My Funny Valentine (Richard Roders)
9  Leaving London Seeing Stockholm (Margareta Bengtson)
10  My Hidden World (Margareta Bengtson)
11  Inga Rikedomar (Traditional)
スタンダードが8曲、マルガリータ・ベンクトソンの自作2曲にスウェーデンの民謡1曲という選曲です。ベンクトソンのオリジナル曲も違和感がなく、作曲の才能も相当なものです。「The Midnight Sun Will Never Sets」はクインシー・ジョーンズ作。

マルガリータ・ベンクトソン(vo)が実力を発揮した優れたアルバム。彼女の声はソプラノで美しく、高音域も軽く出していて、さすがに世界トップクラスのグループで活躍していただけのことがあります。遅めのテンポのものが雰囲気が良く出ていて、「Stardust」や「Spring is Here」、取り上げてくれたのが嬉しい「I Get Along Without You Very Well」では情感がひたひたと伝わってくる感じです。「Speak Low」や「The Midnight Sun Will Never Sets」はスケールの大きな歌唱と巧みな編曲に感嘆。

   

CDのブックレットから。かっこいいです。

【Margareta Bengtson ホームページ】

english.margaretabengtson.com 

(参 考)

   

クインシー・ジョーンズ作の「The Midnight Sun Will Never Sets」が収録されたアルバム「HARRY ARNOLD+BIG BAND+QUINCY JONES=JAZZ!」(Mercury 1958年録音)。同曲におけるアルネ・ドムネラス(as)のソロは有名。この曲をCDのタイトルにもってきたマルガリータ・ベンクトソンのセンスが良い。

【岩の原葡萄園からのお土産】

リーフレットももらってきました。

本品は、「日本ワインコンクール2019」で 銅賞を受賞しています。購入したのは360mm。

以下、岩の原葡萄園のホームページからお借りしました。
【マスカット・ベーリーAと樽熟成が生み出す絶妙なハーモニー】
完熟したマスカット・ベーリーAを厳選して醸造。
果皮や種からの香味成分をしっかりと抽出後、樽の中でじっくりと熟成を重ねました。
濃縮感のある果実味が、ふくらみのあるまろやかさを醸し出す赤ワインの傑作です。
「深雪花(みゆきばな)」は、その酒質を可憐な雪椿にたとえて命名。
ラベルの絵は陶芸家・齋藤三郎氏による雪椿。

パウンドケーキ

飲み物は軽めの珈琲にしました。

パサつかず、レーズンの美味しさも味わえるパウンドケーキで、午後のお茶に相応しいものでした。


大弛峠から国師ヶ岳、北奥千丈岳へ(2)【北奥千丈岳、石和の「小作」でランチ】

2020-11-18 19:32:05 | 登山・ハイキング

「大弛峠から国師ヶ岳、北奥千丈岳へ」の2回目です。北奥千丈岳からの眺望、石和の「小作」でのランチなどについて記します。行程を再掲します。

【行 程】

安曇野市自宅 7:00 → 大弛峠 10:10  (中央自動車道一宮御坂インターで降りて、川上牧丘林道経由。途中買い物)

(往路)大弛峠駐車場 10:22 → 夢の庭園 10:36 → 前国師岳 11:11 → 北奥千丈岳分岐 11:16 → 国師ヶ岳 11:23

(復路) 国師ヶ岳 11:45 → 北奥千丈岳 11:57(休憩)12:21 → 夢の庭園経由 → 駐車場 13:02

(昼食) 石和駅前通り 「こさく」14:37~ 15:21

国師ヶ岳から北奥千丈岳へ向かいます。

分岐に到着。左折して進みます。

山頂に到着。

北奥千丈岳(2,601m)の表示。地籍は山梨市です。

方位盤もあります。所沢から見えた方と情報交換。特に『鳳凰三山がお奨めです』と話していたので、来年行きたい。明日は入笠山へ寄ると言っていたので、北杜市の『雨乞岳』も一度どうぞと話しておきました。

金峰山、南アルプス、八ヶ岳方面は視界が開けて、素晴らしい展望。

八ヶ岳のアップ。

南アルプス方面を入れてみました。

北奥千丈岳を出発して、前国師岳を通過。

この標識で左に折れて、夢の庭園に寄ります。

階段が整備されている佳い道です。

すぐに夢の庭園に着きます。

手前に見えている岩が出ている尖った山は、方向からすると瑞牆山の続きくらいになるでしょうか。

夢の庭園からは大弛峠の駐車場がよく見えます。

大弛小屋に戻ってきました。

小屋の横にある水場。美味しい水で有名ですが、利用制限がかかっていて、汲むことしか行えないので、写真をとっただけで戻りました。

駐車場に到着。

大弛峠から金峰山へ来年行きたいので、登山口を確かめてきました。

【甲州ほうとう  小作 石和駅前通り店】

住所:山梨県笛吹市石和町窪中島73-3
電話:055-263-5421
ホームページ:kosaku.co.jp/tenpo-isawa

外観

店内。午後2時半過ぎだったのですが、結構お客様がいました。

ノンアルコールビールも注文。

豚肉ほうとう、とりもつにしました。

山梨県のご当地グルメの「とりもつ」があったので注文。甲府が発祥だと思います。テリテリでした。

豚肉ほうとう。うどんも入っていますが、かぼちゃをはじめ野菜がいっぱい。満腹になりました。

【中央自動車道 八ヶ岳SE下り線】

休憩に入りました。

お目当ては、このソフトクリームです。

八ヶ岳が見えています。

甲府方面を観ると、もしかしたら、金峰山でしょうか。拡大してあります。

南アルプスも見えます。

案内板が駐車場の奥にあります。

シルエットだけですが、鳳凰三山。行ってみたい。


大弛峠から国師ヶ岳、北奥千丈岳へ(1)【大弛峠は遠かった!】

2020-11-17 19:35:32 | 登山・ハイキング

11月16日(月)に休暇をいただき、大弛峠(2,360m)から、国師ヶ岳(2,592m)と北奧千丈岳(2,601m)へ行ってきました。大弛峠は長野県の川上村からも行けますが、舗装がされてないので、山梨県側からにしました。

大弛峠は初めてででしたが、あまりに遠いので驚きました。林道は舗装されていますが、日陰は霜が残り、スタッドレスタイヤでも滑りそうなので慎重に運転しました。天候に恵まれ、短時間でしたが楽しい山歩きでした。

【行 程】

安曇野市自宅 7:00 → 大弛峠 10:10  (中央自動車道一宮御坂インターで降りて、川上牧丘林道経由。途中買い物)

(往路)大弛峠駐車場 10:22 → 夢の庭園 10:36 → 前国師岳 11:11 → 北奥千丈岳分岐 11:16 → 国師ヶ岳 11:23

(復路) 国師ヶ岳 11:45 → 北奥千丈岳 11:57(休憩)12:21 → 夢の庭園経由 → 駐車場 13:02

(昼食) 石和温泉 「こさく」14:37~ 15:21

境川PAで、飲み物など買物。

大弛峠駐車場着。ここで標高2,360mです。全部で10台くらい停まっていました。

国師ヶ岳方面へ進みます。

すぐに大弛小屋があります。出かけていて不在でした。

大弛小屋の前に立つ案内。

階段が整備されていて、かなり階段が続きます。

右折して「夢の庭園」」へ寄ってみます。

「夢の庭園」の名前の由来。

夢の庭園。眺望もよい素晴らしい場所です。

夢の庭園から金峰山。

南アルプス方面。逆光気味でよく撮れませんでした。

五丈岩のアップ。

降りて先ほどの分岐に戻ります。

分岐に戻って再び国師ヶ岳方面に進みます。

霜柱。さすがにこの時期なので冷え込むのでしょう。

少し進むと夢の庭園への分岐があって、帰りは左折して夢の庭園経由で戻ることにしました。

尾根に出ました。正面には北奥千丈岳が見えます。

すぐに前国師岳に着きます。

いったん降りて鞍部に行きます。

鞍部は「三繁平」と地図にありました。

北奧千丈岳との分岐に出ました。北奥千丈岳は帰りに寄ることにして、左へ進みます。

国師ヶ岳(2,592m)山頂に到着。誰もいなくて静かでした。

三角点。

反対方向に道標。

富士山。逆光で、僕のカメラではこれが精一杯でした。

ごく近くに北奧千丈岳。

   

富士山をバックにお湯を沸かして、コーヒーを淹れます。

できあがり。

おやつは、セブンイレブンのスイートポテトかりんとう。珈琲がことさら美味しく感じられました。温かく風もない国師ヶ岳山頂です。

(2)へ続きます。(2)では、北奥千丈岳山頂の様子、下山、石和温泉まで戻り「小作」でのランチなどについて記します。引き続きご覧いただければ幸いです。


苗名滝と岩の原葡萄園へ晩秋のドライブ(2)【岩の原葡萄園散策、レストラン「金石の音」】

2020-11-16 19:50:28 | お出かけ・その他

「苗名滝と岩の原葡萄園へ晩秋のドライブ」の2回目は、岩の原葡萄園についてです。レストラン「金石の音」でのランチ、石蔵見学、見晴らし台までの散策について記します。大規模なワイナリーで、レストランも含め立派な施設でした。

「日本のワインぶどうの父」と呼ばれる創業者の川上善兵衛の偉業がわかる資料館も見ることができ、ランチも美味しく、今まで寄らなかったのを反省しました。上越方面にまた来たいと思いながら帰路につきました。

川上善兵衛資料館やレストラン、ショップがある建物。

ワインショップ

ワイナリーレストラン「金石の音」入口。2階です。

店内

窓からの眺め。

せっかくなのでスパークリングワインを。でもノンアルコールです。富山県の会社が開発したとシェフが話してくれました。

前菜。

「手造りベーコンとチーズのキッシュ」。特によかった。

右上の「岩の原ワイン漬けレーズンとクリームチーズ」も気に入りました。

パンも持ってきてくれました。

メインは、「国産牛の岩の原赤ワイン煮込み」にしました。

食べているとワインが飲みたくなります。もちろん我慢。

デザートは、「クレームブリュレ」にしました。上越産三和牛乳のアイスクリーム添えです。デザートは、アイスクリームも含めてよいものでした。

クレームブリュレのアップ。

コーヒー。すっきりとした本格的なコーヒーで、ケーキとコーヒーでお茶の時間に来てもよさそうです。

レストランの横は、川上善兵衛資料館です。見学しました。

石蔵第2号館。

樽を寝かせて熟成させていました。

雪で温度調整して低温貯蔵しているようです。

1号石蔵は、国登録有形文化財です。

こちらも樽が一杯。

坂を上がって、葡萄畑と見晴らし台に行ってみます。

マスカット・べーリーAの畑

まさかの一房が残っていました。

見晴らし台に行ってみます。

東屋が整備されていました。

頸城平野から海まで見えます。

上越市高田方面。

柏崎方面でしょうか。

戻るところです。広い葡萄畑が整備されています。

【岩の原葡萄園】

住所:新潟県上越市大字北方1223番地
電話:025-528-4002
ホームページ:iwanohara.sgn.ne.jp/index