安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

グラント・スチュワート「THE LIGHTING OF THE LAMPS」、スターバックスコーヒーの桃のデザート

2022-07-21 19:30:00 | テナー・サックス

スターバックスコーヒーでは、盛夏を迎え桃のデザートをPRしています。先日、長野南高田店で「白桃&アールグレイケーキ」を食べたら、爽やかで美味しい。別店でいただいた「桃MORE フラペチーノ」は少し甘過ぎかも。甘過ぎない演奏を。

GRANT STEWART (グラント・スチュワート)
THE LIGHTING OF THE LAMPS (Cellar Live Records 2021年録音)

   

テナー・サックス奏者のグラント・スチュワート(ts, 1971年生)は、ハードバップ系の演奏を行うお気に入りのミュージシャンなので、新譜が出ると購入しています。本作は、今年発売になった新作ですが、期待に十分応えてくれるものでした。

メンバーは、グラント・スチュワート(ts)、ブルース・ハリス(tp)、タード・ハマー(p)、デイヴィッド・ウォン(b)、フィル・スチュワート(ds)。2管編成で、ブルース・ハリスのプレイも注目されます。

曲目は次のとおり。

1  Little Spain (Cllifford Jordan)
2  A Piece Of Art (Grant Stewart)
3  Ghost of A Chance (Victor Young)
4  Out Of The Past (Benny Golson)
5  Mo Is On (Elmo Hope)
6  I'm A Fool To Want You (Jack Wolf)
7  Bearcat (Clifford Jordan)
8  Bitty Ditty (Thad Jones)
G・スチュワートの自作が1曲、C・ジョーダン作が2曲、ベニー・ゴルソン、エルモ・ホープ、サド・ジョーンズ作がそれぞれ1曲、あとは2曲のスタンダード曲。「A Piece Of Art」の「Art」とは、アート・テイタム(p)のことだそうです。

グラント・スチュワート(ts)が、スローからアップテンポまで淀みないフレーズを繰り出し、「Little Spain」や「Mo Is On」で目覚ましいプレイを行い、ブルース・ハリス(tp)も「A Piece Of Art」などでエキサイティングな演奏を披露しています。バラード「I'm A Fool To Want You」では、スチュワート(ts)が低域も用いて、心に染み入るように旋律を吹いています。アート・ファーマー(tp)やデクスター・ゴードン(ts)にも録音があるこの曲を取り上げてくれて、嬉しい。

【グラント・スチュワート・ホームページ】

Grant Stewart (grantstewartjazz.com)

ホームページ内で、いろいろな音源が聴けます。

【今までに拙ブログにアップしたグラント・スチュワートのアルバム7枚】

「ROLL ON」、 「RISE AND SHINE」 、「SHADOW OF YOUR SMILE」 、「PLAYS THE MUSIC OF DUKE ELLINGTON & BILLY STRAYHORN」「NAMELY YOU」「IN THE STILL OF THE NIGHT 」「AROUND THE CORNER」

【スターバックスコーヒー 桃のデザート】

(長野南高田店)

住所:長野県長野市南高田1-16-7
電話:026-256-6606
ホームページ:Starbucks Coffee Japan - スターバックス コーヒー ジャパン

郊外店で、須坂長野東インターから6km。早朝に訪れました。

外のテーブルも、時間によっては過ごしやすそうです。

店内

白桃&アールグレイケーキとコーヒーを注文。

みずみずしい白桃の芳醇な味わいを、爽やかなアールグレイの香りで引き立てたケーキだそうです。

白桃が食べ応えがあり、アールグレイの香りも感じられて、気に入りました。

(長野駅前店)

2~3日前には、長野駅前店で、「桃MORE  フラペチーノ」をいただきました。

「ピーチ果汁とピューレを使ったジューシーなピーチベースに、果肉感あふれるピーチ果肉を合わせ、フルーティーな味わいのピーチホイップクリームをトッピングした、桃づくしのフラペチーノ®」だそうです。ちょっと、僕には甘過ぎる感じもしましたが、まずまず美味しい。夏を感じます。


三上延著「ビブリア古書堂の事件手帖Ⅲ」(メディアワークス文庫)を読みました。

2022-07-20 19:30:00 | 読書

三上延著「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズは、好きなシリーズなので、新刊が出る度に読んでいます。今回、最新の十冊目(2022年3月25日初版発行)を読んでみました。

   

(カバー裏にある本書の紹介・あらすじ)

   

(感想など)

ビブリア古書堂シリーズは、第一巻の刊行が2011年3月で、ちょうど11年で10冊目が刊行され、息の長いシリーズになっています。今回は、長編ですが、謎解きや登場する本の話が面白く、一気に読みました。

ある古書店の跡取りが死亡し、残された千冊の古書を巡る争いを中心として物語が展開されます。その跡取りの元妻は、その跡取りが一時失踪したのが、彼の蔵書のせいであると考え、二人の間にできた息子(高校生)にはそうなってほしくないと考え、その蔵書から遠ざけようと、その本を狙います。

事件の鍵となる古書は、夢野久作著「ドグラ・マグラ」ですが、日本探偵小説史上、三大奇書の一つとされているそうです。また、新たに樋口恭一郎という高校生が登場し、今後活躍しそうで、それも楽しみです。 

(著者紹介)

   

(付録でついていた絵はがき)

   

栞子さんか、扉子さんのいづれかでしょう。文庫にこんなポストカードが付いているとは、驚きましたが、結構嬉しい。


酒井有彩ピアノ・リサイタル (7月18日 上田市サントミューゼ)

2022-07-19 19:30:00 | クラシック演奏会

今年の3月に聴いた松本蘭ヴァイオリンリサイタル(その記事へのリンク)における演奏(伴奏)が良かったので、ピアニストの酒井有彩さんのリサイタルを聴きに行ってきました。

   

(出 演)

ピアノ:酒井 有彩

酒井さんは、ベルリン芸術大学卒業、国内外のコンクールで入賞多数。国内管弦楽団と共演し、デビューCD「ラヴェル ピアノ協奏曲」は、レコード芸術誌特選盤に選出された。詳しくは下記をご覧下さい。

(曲 目)

モーツァルト/デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 ニ長調 K.573
メンデルスゾーン/厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54
J.S.バッハ=ブゾーニ/シャコンヌ ニ短調 BWV1004
(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より)

〈休憩〉

シューマン/交響的練習曲 Op. 13
ショパン / エチュード第13番 変イ長調 op-25-1「エオリアンハープ」 (アンコール曲)
モーツァルト=ファジル・サイ編曲 / トルコ行進曲 (アンコール曲)

(感 想)

酒井有彩さんのトーク付きコンサートでしたが、トークでは、簡潔に曲の説明をしながら、ベルリン留学中にライプチヒを訪れた時の話を織り込むなど、豊かな話題と聴き取りやすい話し方に好感が持てました。変奏曲をテーマとした選曲も工夫されていました。

演奏の方ですが、初めのモーツァルト「デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲」では、硬さがみられましたが、ブゾーニ編曲「バッハのシャコンヌ」は、両手のバランスもよく美しくて、印象に残りました。

シューマンの「交響的練習曲」は、本日が初披露だそうですが、和音の堂々とした響きと細かなパッセージの対比がされていて、熱演でした。また聴きたいピアニストで、当館のアンケートにもその旨記載しました。

(プロフィール)

【酒井有彩ホームページ】

Arisa Sakai Official Site | 酒井有彩 オフィシャルサイト

【酒井有彩 ラヴェル:ピアノ協奏曲】

以前、購入した酒井さんのCDです。

   

ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調 *、ショパン:3つの華麗なる大円舞曲 作品34、ラヴェル:水の戯れ、ソナチネ、
クライスラー/ラフマニノフ:愛の悲しみ、愛の喜び、サン=サーンス/ゴドフスキー:白鳥(「動物の謝肉祭より)
酒井 有彩 (ピアノ) 飯森 範親 (指揮)* 日本センチュリー交響楽団 *
【録音】2018年6月15日大阪、センチュリー・オーケストラハウス、10月11-12日埼玉、富士見市民文化会館

このCDでは、ショパン「3つの華麗なる大円舞曲」、ラヴェル「ソナチネ」が、特に好印象。


上田市仁古田の「蕎麦切り 昭和亭よし吉」でランチ

2022-07-18 19:30:00 | グルメ

上田市のサントミューゼにコンサートを聴きにいく途中、上田市郊外の仁古田にある「蕎麦切り 昭和亭よし吉」に寄りました。こちらは、全ての蕎麦が十割で、自家栽培も行う自家製粉のお店です。

「二種もり」が品切れだったので、「もりそば」を注文し、あわせて「鶏天」もお願いしました。全て十割だそうですが、蕎麦は、更科のような感じでした。蕎麦、鶏天ともに上質で美味しくいただきました。

上田市から青木村に向かう道沿いにお店があります。

お店の外観。

店内。座ったのは、カウンター席です。

ギターが展示されています。ご主人の趣味だろうと思いました。

メニュー。

蕎麦以外のメニュー。

もりそばと鶏天。

蕎麦。若干柔らかめで、食べやすい。

鶏天。親子丼が食べたくなりました。ズッキーニもあります。

薬味。

そば湯はさらさら系です。

こちらのお店は、「信州そば切りの店」です。今回、食べれなかった「二種もり」を機会があれば食べてみたい。

【蕎麦切り 昭和亭よし吉】

住所:長野県上田市仁古田483
電話:0268-31-3837
ホームページ:蕎麦切り 昭和亭よし吉 (yoshikichi.jp)

【信州そば切りの会 ホームページ】

信州そば切りの店 (shinshu-sobakiri.com)


アート・ペッパー、ズート・シムズ「ART 'N' ZOOT」、じゃがいもの収穫、ラーメン大学豊科光店

2022-07-17 19:30:00 | アルト・サックス

友人のIさんに来ていただき、安曇野市宅でじゃがいもの収穫作業を行いました。レンチンして食べてみましたが、土が適しているのか、肌理が細かく濃密で美味しい気がしました。当日の午後聴いたら、疲れた身体に心地よかったCD。

ART PEPPER (アート・ペッパー)
ZOOT SIMS (ズート・シムズ)
ART 'N' ZOOT (PABLO 1981年9月27日録音)

   

アート・ペッパー(as, 1925~1982年)とズート・シムズ(ts, 1925~1985年)が唯一共演したアルバム。僕は、ペッパー、シムズともに大好きなミュージシャンなので、このCDは以前から持っていたのですが、今回、レコード(一部収録)も入手したので、改めて聴いてみました。

メンバーは、ズート・シムズ(ts)、ビクター・フェルドマン(p)、レイ・ブラウン(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)。そこにアート・ペッパー(as)がゲストとして参加。1981年9月27日、ロスアンジェルスのロイス・ホールでライブ録音。豪華なメンバーです。

曲目は、次のとおり。

1  Wee (Denzil Best)
2  Over The Rainbow (Harold Arlen)
3  In The Middle of A Kiss (Sam Coslow)
4  Broadway (Bill Byrd )
5  The Girl From Ipanema (A. C. Jobin)
6  Breakdown Blues (Art Pepper, Zoot Sims)
1と6が、ペッパーとズートが共演した曲、2がペッパーのワンホーン、3~5は、ズート・シムズ・グループによる演奏。

1970年代~80年代は、スタージャズメンが出演した大規模なジャズコンサートが米国や日本でも開かれていました。その一環で、アート・ペッパーとズート・シムズの共演が果たされて、もうそれだけでこのCDは存在価値があります。ズート・シムズ(ts)が快調で、寛いだ「Broadway」、アップテンポでスイングする「The Girl From Ipanema」が印象的。ペッパーも「Wee」や「Over The Rainbow」で健在ぶりを示していて、二人のファンのマストアイテム。ビクター・フェルドマン(p)、レイ・ブラウン(b)はじめ、リズム陣も充実。

ジャケットにある写真。レイ・ブラウン(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)、バーニー・ケッセル(g)。この他に、ビクター・フェルドマン(p)が参加し、実力発揮のソロをとっています。

   

購入したレコード。

   

ジャケットはありません。レコードのセンターレーベルには、「NOT FOR SALE」、「Only for ART & ZOOT Fun」という記載があります。希少なレコードではなく、結構見かけると思います。

【家庭菜園 じゃがいもの収穫】

ここ1~2週間の猛暑と雨で、草も結構生えていました。本日は、友人のIさんに来ていただいています。

嬉しいことにじゃがいも、まずまず育っていました。

乾かしているところです。

箱に入れたのは、「北あかり」。

こちらの種類は、「はるか」。

ちょっと、レンジでチンしてみました。

濃密で美味しい。Iさんいわく、土が良いそうです。Iさんにはお世話になりました。

【ラーメン大学豊科光店】

住所:長野県安曇野市豊科光2051-1
電話:0263-72-8266
ホームページ:ラーメン大学 豊科光店 - 田沢/ラーメン | 食べログ (tabelog.com)

作業の後の昼食は、少し走って、ラーメン大学豊科光店へ。こちらのラーメン大学は、長く営業されていて老舗といってもよいかもしれません。昔から繁盛しています。

ぎょうざ

僕は、醤油ラーメンベースで、チャーシュー麺。

麺は細く、スープは魚介系でした。

Iさんは、肉味噌ラーメン。ボリュームあります。美味しくいただきました。