「踏み字」訴訟 違法性認め控訴断念、鹿県警敗訴確定へ
2003年の鹿児島県議選買収事件に絡み、志布志市のホテル経営川畑幸夫さん(61)が、取調官から肉親の名前を書いた紙を踏まされ自白を迫られたと訴え、鹿児島地裁が「踏み字」行為の違法性を認め県に60万円の賠償を命じた訴訟について、県警は31日、違法性の認定を受け入れ、控訴しないことを明らかにした。判決は2月2日、確定する。
川畑さんは、元県議中山信一被告(61)の選挙運動をめぐる公選法違反容疑で03年4月16日、志布志署で任意の事情聴取を受けた際、捜査二課の警部補(44)から、「お父さんはそういう息子に育てた覚えはない」などと書いた紙3枚を無理やり10回ほど踏ませられたと主張していた。1月18日の勝訴判決後、警部補を特別公務員暴行陵虐容疑で告訴しており、鹿児島地検が捜査している。
警察もずいぶんと無茶をするものだ、と思う。
「取調べの可視化」が叫ばれて久しい。検察については、可視化されても特にボロは出ない(と思う)。だが、問題は警察段階での取調べである。おそらく、ビデオ撮影などは決して実現しないだろう(予算もないし)。
2003年の鹿児島県議選買収事件に絡み、志布志市のホテル経営川畑幸夫さん(61)が、取調官から肉親の名前を書いた紙を踏まされ自白を迫られたと訴え、鹿児島地裁が「踏み字」行為の違法性を認め県に60万円の賠償を命じた訴訟について、県警は31日、違法性の認定を受け入れ、控訴しないことを明らかにした。判決は2月2日、確定する。
川畑さんは、元県議中山信一被告(61)の選挙運動をめぐる公選法違反容疑で03年4月16日、志布志署で任意の事情聴取を受けた際、捜査二課の警部補(44)から、「お父さんはそういう息子に育てた覚えはない」などと書いた紙3枚を無理やり10回ほど踏ませられたと主張していた。1月18日の勝訴判決後、警部補を特別公務員暴行陵虐容疑で告訴しており、鹿児島地検が捜査している。
警察もずいぶんと無茶をするものだ、と思う。
「取調べの可視化」が叫ばれて久しい。検察については、可視化されても特にボロは出ない(と思う)。だが、問題は警察段階での取調べである。おそらく、ビデオ撮影などは決して実現しないだろう(予算もないし)。