大岡昇平「ハムレット日記」を読む。
法曹の卵として生活していると、どうしても他人の書いた文章のアラが見えてくる。そこで、いきなり誤りを発見(岩波文庫p200)。
「叔父上の言葉を伝えたのは、ポローニアスの息女オフィーリアである。彼女は私と同じ乳母の乳を飲んだせいか、狡猾な父に似合わず心清らかなる乙女であって、かねてハムレットに心を寄せているらしい。」
これはハムレットの独白なのである。したがって、最終行は、
「・・・かねてこの私に心を寄せているらしい。」
とすべきであった。
そういえば、かの岡口裁判官も、他人の書物の誤植等を発見するのが得意である⇒ボツネタの最新記事
法曹の卵として生活していると、どうしても他人の書いた文章のアラが見えてくる。そこで、いきなり誤りを発見(岩波文庫p200)。
「叔父上の言葉を伝えたのは、ポローニアスの息女オフィーリアである。彼女は私と同じ乳母の乳を飲んだせいか、狡猾な父に似合わず心清らかなる乙女であって、かねてハムレットに心を寄せているらしい。」
これはハムレットの独白なのである。したがって、最終行は、
「・・・かねてこの私に心を寄せているらしい。」
とすべきであった。
そういえば、かの岡口裁判官も、他人の書物の誤植等を発見するのが得意である⇒ボツネタの最新記事