暗い公園

　約１５年ぶりに駒場野公園に行ってみる。講義の合間に読書にいそしんだり日向ぼっこしたりしたなつかしの公園である。
　期待して行ってみたが、まず、入り口からして雰囲気が一変している。「こんなに暗かったかな」と思うくらいに木々がこんもりと茂っている。これではもはや「駒場森林公園」である。
　かつては、日向ぼっこをした記憶があるから、これほど暗い公園ではなかった筈だ。今日は天気がよかったのに、まるで薄暗い森の中にいるよう。
　申し訳ないが、公園の作り方に問題があるといわざるを得ない。

投資用不動産

　先日、いきなり、「節税目的のマンション経営はいかがですか」という営業の電話がかかってきた。すぐ断って電話を切ってもよかったのだが、勢いで説教してしまった。
「この業界はある意味では先細り産業で、節税どころか売り上げの確保も大変だ。営業をかけるなら儲かっている弁護士を対象にしてください」
というと、相手は素直に引き下がった。
　実際、バブル期に投資用不動産に手を出して失敗した弁護士は少なくないハズである。ましてや、「１００年の一度の大不況」だというのに、どうして投資用不動産に手を出す若手弁護士がいようか（もちろん、一部にはいるだろうが）。