新潮45の最新号「放射能とうんちと宇宙服/養老孟司×内田樹」の中で、養老先生は、「田んぼ(環境)が自分(自己)だということは、昔の人にとってはいわば常識だった」として、自己と環境が未文化であったころの「常識」を指摘する。続けて、養老先生は、福島原発で汚染された土地は「自分なんですよ。トイレと同じでしょう。だからああいうふうに逃げるのは、私はなんとなく嫌なんですよ」と指摘する。「環境と自我は切り離せない」。
原発事故の影響は、既に世界中に拡散している。これから逃れようとすれば、宇宙服でも着るしかない。
原発事故の影響は、既に世界中に拡散している。これから逃れようとすれば、宇宙服でも着るしかない。