司法試験問題漏洩 宙に浮く考査委員選考 平成28年の試験実施に向け焦燥感
漏洩事件の影響が続いている。
だが、試験問題の漏洩は、最近になって始まったものとは到底思えない。なぜなら、昔から、ある大学について、考査委員を兼ねている教官(達)が自分のゼミ生に問題を教えているという噂はあったからである。それに、旧司法試験の場合、「問題」を教えてもらったとしても、「解答」まで教えなければ、答案から漏えいの事実が発覚することは難しいと思われる。
ところで、最近の漏洩事件では、毎回公法系の考査委員が関与しており、これには、点が取りにくい科目であるという事情があるらしい。だが、実務家になるとまず使わない分野なので、この際、憲法の配点を低くし、行政法を選択科目にするという策などもあっていいと思う。
漏洩事件の影響が続いている。
だが、試験問題の漏洩は、最近になって始まったものとは到底思えない。なぜなら、昔から、ある大学について、考査委員を兼ねている教官(達)が自分のゼミ生に問題を教えているという噂はあったからである。それに、旧司法試験の場合、「問題」を教えてもらったとしても、「解答」まで教えなければ、答案から漏えいの事実が発覚することは難しいと思われる。
ところで、最近の漏洩事件では、毎回公法系の考査委員が関与しており、これには、点が取りにくい科目であるという事情があるらしい。だが、実務家になるとまず使わない分野なので、この際、憲法の配点を低くし、行政法を選択科目にするという策などもあっていいと思う。