山に登る前に読む本
「スポーツドリンクの方が真水に比べ血液量の回復を促進すると考えられるが、そのメカニズムは何であろうか。
一つは、スポーツドリンクに含まれている食塩である。・・・
もう一つは、スポーツドリンク中のブドウ糖である。」(p77~78)
発汗による塩分の喪失を補うためには食塩が必要だが、食塩水だけでは腸管からの吸収がスムーズにいかない。これを援助するのが、ブドウ糖である。
ブドウ糖は、ナトリウムイオンを運ぶ輸送体の働きを促進するのである。
対して、「カロリーオフ」を謳った人工甘味料のみのスポーツドリンクには、ブドウ糖が含まれないため、「血液量の回復促進」という機能が期待できないと思われる(人工甘味料と糖代謝)。
したがって、人工甘味料を用いた飲料は、登山やスポーツをする際には不適である。
つまり、「スポーツドリンク」という名称は誤解を招くのである。
「スポーツドリンクの方が真水に比べ血液量の回復を促進すると考えられるが、そのメカニズムは何であろうか。
一つは、スポーツドリンクに含まれている食塩である。・・・
もう一つは、スポーツドリンク中のブドウ糖である。」(p77~78)
発汗による塩分の喪失を補うためには食塩が必要だが、食塩水だけでは腸管からの吸収がスムーズにいかない。これを援助するのが、ブドウ糖である。
ブドウ糖は、ナトリウムイオンを運ぶ輸送体の働きを促進するのである。
対して、「カロリーオフ」を謳った人工甘味料のみのスポーツドリンクには、ブドウ糖が含まれないため、「血液量の回復促進」という機能が期待できないと思われる(人工甘味料と糖代謝)。
したがって、人工甘味料を用いた飲料は、登山やスポーツをする際には不適である。
つまり、「スポーツドリンク」という名称は誤解を招くのである。