Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

偽造・捏造の進化

2020年07月16日 07時31分40秒 | Weblog
森友学園との交渉記録存在 財務省前局長「廃棄」と答弁
 「森友学園との国有地取引に関する交渉の記録が財務省に残っていたことが分かった。学園側と交渉した記録は、佐川宣寿・前理財局長が「廃棄した」などと答弁して存在を否定してきた。
口頭決裁と法律違反――事実の念のための確認
 「もし法解釈を変更したのであれば、その件の決裁を行なっておらねばならない。それゆえ野党議員は「決裁したか?」と問うた。これに対して森法相は「した」と答えた。とはいえ、そもそも法解釈の変更など行なっていないので、決裁の文書は存在しない。――さてどうするか。
 森法相および政府は〈文書を捏造する〉というオプションをとらなかった。むしろ森法相および政府は、問題の決裁は口頭で行なった、と主張することにした。


 「廃棄した」という小学生レベルの嘘をついたことが契機となり、公文書の「偽造」へと走った財務省。
 これに対し、違法状態を作出しておきながら手当をせず、後になって「口頭決裁」を「捏造」し、文書の「捏造」を回避した法務省。
 後者はウラがとりにくい嘘なので、前者より進化したパターンとも思えるが、これで責任者が辞任又は懲戒免職にならないとすれば、おそろしい国である。
 大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件のような体質が残っていたとみられても仕方がないだろう。
コメント
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