Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

犠牲強要の波

2020年07月23日 07時37分25秒 | Weblog
発端はやはりあの人~韓国の超人気公社で猛反発が起きた「非正規1900人の正規化」【崔さんの眼】
 「人気の高さ故に、入社するための競争は熾烈(しれつ)だ。その競争率は、19年を見ると187倍で、毎年100倍を軽く超えている。
 もちろん、TOEICの点数は、ほぼ満点でなければならないし、有名大学卒という肩書でも、突破が難しい難関だ。


 「自己犠牲の強要」は日本のお家芸というわけではない。
 韓国の「クソな競争」は、日本を凌ぐものがある。
 私がロースクールにいた頃も、「韓国では就職できない」という理由で日米に留学する優秀な韓国人がいたが、この背景に信用の機能不全ないし信用の崩壊があることはほぼ確実だろう。
 ちなみに、韓国において財閥が大きな力を持っていることは周知のとおり。
 「財閥」が競争の阻害要因と考えるのは短絡的であり、むしろ財閥の世襲制に着目すべきである。
 日本でもそうだが、世襲企業は枝分節関係(segmentation)を基礎として成り立っており、交換・利益誘導・権威配分等々によって存続を維持しているため、その内部では犠牲強要が盛んに行われる傾向があるのだ。
 犠牲強要の波は、おそらく東アジア全体に及んでいるのだろう。
コメント
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